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理事長就任のご挨拶

 平素より当法人の運営につきまして、皆様からのご理解、ご支援を頂き誠にありがとうございます。

 このたび、令和5年6月23日付けで飯田前理事長の後任として理事長を拝命いたしました山田 忠男でございます。重責に身の引き締まる思いですが、理事長就任にあたりご挨拶申し上げます。

 はじめに、飯田前理事長におかれましては、旧府立金剛コロニーの再編整備を経て法人を自立民営化する過程で生じた様々な経営課題について、先頭に立って様々な難題を解決に導いてくださり、当法人の発展に多大な貢献をなされたことに対して、心よりの敬意と感謝を表します。

 さて、当法人は今般、自立民営化後初めて、将来の目標となる令和5年~8年を計画期間とした第1期の中長期計画を策定しました。本計画には「法人経営」「利用者支援」「人材育成」「地域貢献」を4つの柱としたものとなっております。その中でも、私が就任にあたり一番に取り組みたいことは「今以上に、職場を活性化し、強い現場を作ること」そして、そのための「人材育成」であります。

 当法人は、平成29年4月に旧府立金剛コロニー再編整備が完了すると同時に、法人の実質的民営化を達成してから6年が経過し、経営基盤も安定してまいりました。経営の土台作りが進んだ今、法人にあらためて必要なのは、理念でありフィロソフィー(哲学)であります。そのためには、事業団の存在意義を今一度明確にする必要があります。コロナ禍によって、いみじくも我々の事業は本当に障がいのある方にとってなくてはならない仕事だということが社会的にも再認識されました。その上で我々に今求められているのは、何よりも現場を重視し、現場を活性化し強くするという意識改革を行っていくことです。そのためには、日々現場の第一線で利用者支援を行っている職員一人ひとりが、やりがいを持ち、いきいきと働ける法人づくりを目指さなければなりません。そして、職員の英知を結集しチームワークを強化することが重要です。そのことがあって初めて、利用者・家族から、また地域社会から信頼される法人を作り上げることができると思っています。 

 また、社会福祉法人には、地域共生社会の実現に向けて、地域社会の一員として、地域生活課題の解決に資する支援を行う関係機関と連携し、地域住民とともに解決を図っていく責務が強く求められています。コロナ禍が、人と人との繋がりを希薄にすることに拍車をかけているなか、今までに培ってきた専門性をいかんなく発揮し、地域社会に貢献する事業への取り組みを、これまで以上に積極的に推進していく必要があります。

 当法人は昭和44年に設立されてから、54年が経過いたしました。この間、障がい児者福祉の専門家集団としての気概を持って事業を運営してまいりました。私たちをこれまでご支援いただいた多くの方々に改めて心から感謝いたしますとともに、信頼するすべての職員とともに、豊かな福祉社会を見据えながら真に利用者・家族、そして地域の皆様から愛され必要とされる社会福祉法人であり続けられるよう邁進してまいります。今後とも変わらぬご厚誼、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

令和5年6月23日
社会福祉法人 大阪府障害者福祉事業団
理事長  山田  忠男

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