丘のうえから
久保田理事長ありがとうございました
平成30年3月26日
平成29年度も残すところわずかとなりました。
平成28年度末をもって、府立金剛コロニーの再編が終わり、今年度から、事業団の本格的な完全自立経営による運営が始まりました。また、社会福祉法改正への対応と、事業団にとって、法人設立以来の大きな転換期となりました。
事業団は、1969(昭和44)年に知的障がい児・者の更正・自活訓練等を総合的に行う救護施設の役割を担う「大阪府立金剛コロニー」を運営する法人として大阪府により設立されました。
当初は、定員850人の大規模な入所施設の運営から始まりましたが、約半世紀が経過し、今では、グループホーム、特別養護老人ホーム、医療型の入所施設等々、大阪府内9市で19の事業所を展開するようになりました。
2003(平成15)年12月、大阪府とともに「府立金剛コロニーの今後のあり方について」を作成し、「利用者の地域生活への移行」と「利用者の状態に合った施設種別への転換」の2つを方針として、金剛コロニーを再編整備しました。
大阪府の指導の下での約15年の取組みで、「幼児期から高齢期まで、安心・安全な支援が提供でき、信頼のいただける事業団」といった思いが形となり、支援を必要とされる方のライフステージに応じた総合的支援の可能な機能とノウハウを持った事業団となりました。
次年度、2年後、5年後さらに大きく飛躍し、利用者の皆様、ご家族の皆様、そして地域から愛され、今以上に信頼と安心を提供できるよう、役職員一同まい進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、現理事長 久保田 全孝 が、今年度末をもって、退任することになりました。職員時代を含め、約40年間福祉ひとすじでした。特に、役員となられた近年の3年間は、金剛コロニー再編の締めくくり、法人の民営化、職員の意識改革等々に一意専心されました。
「真に、利用者の皆様の気持ちに寄り添う」理事長のその思いを胸に、事業団を盛り立てていきたいと思います。本当にお疲れ様でした。
大阪府障害者福祉事業団常務理事 飯田 哲司