令和2年1月6日
令和2年1月6日
新年明けましておめでとうございます。皆様には、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
こんごう福祉センター(以下福祉センター)は、金剛山の麓、富田林市甘南備の丘陵地にあります。以前、大阪府立金剛コロニーのあった場所の方が通りが良いかも知れません。このコラムのタイトル「丘のうえから」はこの場所を指します。ホームページ作成当時の事業団は、金剛コロニーの運営がほぼ業務の全般を占めていました。
現在の福祉センターは大きく変貌し、医療型障害児入所施設及び療養介護を行う「すくよか」、介護保険サービス事業を行う「かんなびのさと」、施設入所支援事業等を行う「こんごう」「かつらぎ」「にじょう」の事業団設立計5施設が完成し、建て替えが予定されている大阪府立福祉型障害児入所施設等の指定管理として「しいのき寮」「すぎのき寮」の7つの事業所で構成されています。昭和40年代に大阪府が建設した旧金剛コロニーの各寮と日中活動の場は、前述の児童施設を除き、順番に撤去工事が進んでいます。構内の約半分は私が生まれたころのコロニー創成期の造成地の姿に戻ろうとしています。令和改元と時を同じくして、新しい時代の幕開けとなりますよう福祉センターの運営に取り組みたいと思います。
名称は金剛コロニーからこんごう福祉センターに変わりましたが、福祉センター内では、事業団の特色である利用者のライフステージに応じた支援や高齢者・重度障がい者が生活しやすい環境整備等に取り組んでいます。20年前に先駆けで地域移行した利用者が高齢となりADLの低下や生活スタイルの変化とともに、次のステージ(本人にあった生活環境)への移行が必要となってきています。ライフステージに応じたスムーズな移行調整を検討しながら、利用者が困ることなく、生活環境が変わっても快適に生活できる「笑顔」でいられるような支援を続けていきたいと思います。
今年も福祉センターの運営にご理解とご協力をよろしくお願いします。
こんごう福祉センター長 樫本 浩之