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丘のうえから

かんなびのさとが次に目指すもの

令和4年2月21日

 

 

 コロナウィルスが猛威を振るう以前から人員確保には苦労してきましたが、オミクロン株の感染力はすさまじく、濃厚接触者になった職員の自宅待機対応のため、シフトのやりくりに担当者は頭を抱えています。

 このような状況で、ひしひしと思うのは、介護の仕事は一定の知識・経験・技術がないと出来ない仕事であるがゆえに、代替補充が容易ではないということです。「何とかせなあかんなぁ」と頭の中を常にぐるぐると回っており、たどり着いたのが、ICT等介護機器を本格的に導入しよう、と。機器を導入することで、介護の質にばらつきが出ない、データが蓄積され支援の根拠になる、きつい・しんどい仕事からスマートな仕事へイメージアップが期待できる、職員も長く働いてもらえる…等々、良いことが多い気がしてニヤニヤしてきます。と同時に、介護を受ける入居者の方はどう感じるのだろう、関りが希薄に感じるのか、逆に気を使わなくて良いと思ってくれるのか、等不安な部分もあります。

 しかし、今のまま同じやり方をしていては、人手不足は解消されません。なので、新しいことにチャレンジしていきたいと思います。ただし、倫理観、パーソンセンタードケア(その人を中心としたケア)の理念を大切に。

 そうすると、次の課題は、導入費用…、悩みが尽きません。

※イラストはイメージです(引用:「介護分野のICT化、業務効率化の推進について」

厚生労働省 未来投資会議構造改革徹底推進会合(健康・医療・介護),2019,p13))

 

 

特別養護老人ホーム かんなびのさと