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丘のうえから

「こども発達支援センターSunにおける超早期介入プログラム(ESDM)を参考にした支援」

令和5年11月6日

 

 

 こども発達支援センターSun(さん)は、発達障がいの診断を受けたお子さんや発達のサポートが必要なお子さんとそのご家族を対象として、特性に合わせた療育とご家族への支援を行うとともに地域で安心して生活できるために幼稚園や保育所等の関係者への研修、啓発を行っています。

 近年、乳幼児検診などで、発達が気になるお子さんが早期に発見されるようになり、療育に来られるお子さんも2、3歳の幼児が増えてきました。そこでSunは「超早期介入プログラム(ESDM)※」を参考にした支援を2018年よりとりいれています。

ESDMは、人よりも物への興味が強い自閉スペクトラム症のお子さんに近年の脳科学に基づいて開発された指導法です。2歳前に療育を開始したお子さんの知力や発達の急速な伸びや自閉症上の特徴の軽減も報告されています。

 療育では、担当のスタッフとお子さんが1対1で関りを学んでいます。毎回、運動遊び、リズム遊び、絵本などスタッフがお子さんの(視線の)スポットライトの中に入れるよう工夫し、またその様子をご家族の方に見ていただきながら目的や方法をお伝えしています。

 ご家族がアプローチの方法を学び、毎日の生活の中でお子さんへの関りにとりいれていただくことで、人への興味が広がったお子さんには目覚ましい成長が見られます。そして、私たちは小さな成長を見逃すことなくご家族と喜びを日々共有しています。

 年齢の低いお子さんは、今から学ぶことがたくさんあります。学ぶための興味関心や人との関係を築いていく中で、模倣やコミュニケーションの基礎を学び、社会的発達と遊びの領域で発達を促進することが超早期療育の目的です。

 

※ESDM:Early Start Denver Modelの略

  

 

 

こども発達支援課