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丘のうえから

すぎのき寮の現場からの報告

平成28年6月20日

 

 すぎのき寮の児童寮の様子をお伝えします。多くの方が自閉症と診断されており、精神疾患を抱えている方もいらっしゃいます。職員は、一人ひとりの障がい特性や個性に合わせた生活支援に取り組んでいます。スケジュールシステムを活用した支援も、その一例です。

 

 

1①【カードを受け取る】

   次の日課に移っていただくための合図となるもので、トランジッションカード

  といいます。

 

 

 

2②【所定のボックスに、トランジッションカードを入れ、スケジュールをチェックする】

 

 

 

 

 

3③【スケジュールカードを上から1枚手に取り、その写真に示された日課に移る】

 

 

 

 

 

 このように、さまざまなバリエーションの考えられる言葉かけではなく、誰が渡しても同じカードを合図とすることで、【支援の統一】が図られ、混乱を防げます。また、“自分で”スケジュールを確認し、次の日課に移っていただくことで、より【自立した】生活を営んでいただけるという仕組みです。あらかじめ予定をお伝えすることで、生活に見通しを持っていただくこともできます。この他にも、さまざまな【視覚的】な支援が、すぎのき寮では実施されています。いかに安全で安心な生活を提供し、その質を向上させていけるか。学び、考え、話し合い、利用者の方々に寄り添いながら、職員一同、支援に邁進する日々です。

すぎのき寮