丘のうえから
カフェレストひろがりで働く
平成28年9月12日
ワークさつきでは、泉大津市職員厚生会と契約して職員食堂「カフェレストひろがり」を経営しています。早いもので今秋に6年を経過します。2月からは、許可を得て弁当販売も始めました。地域の方にもご好評をいただいています。
レストラン経営は、衛生管理や食材の調達、日替わりメニューの開発などで常にコストパフォーマンスを考慮する必要があります。飲食店の経営は、決して楽ではありませんが、この市役所横の小さな空間には受託作業では得られない、お客様に常に接している緊張感があります。店内は、従業員の「いらっしゃいませ。」「お待たせしました。」「ありがとうございました。」の元気な声が響きます。毎日、入れ替わりで4名の利用者が、盛り付け、配膳、皿洗い、接客などで働くレストランですが、継続して経営するためには、福祉事業としてではなく、地域で認められる店舗として、その瞬間の味とサービスのクオリティを追求することが肝要だと思っています。
おすすめメニューは、国産モモ肉の唐揚げ定食と生ヘレ肉の豚カツ定食で、いずれも小鉢、サラダ、味噌汁、香物、飛騨コシヒカリの白飯付きでボリュームもあります。日によりますが、白飯を炊き込みご飯に変更することもできます。午前11時から午後2時まで開店していますので、ぜひお立ち寄りください。
就労継続支援B型事業では、レストランの他に近隣の老人ホーム・会社事務所の清掃、公園の砂場清掃に加え、概ね4社の受託作業を用意して、日々、利用者の希望を聴きながら組み合わせて作業を提供しています。利用者の皆様がたくさんのできる事としたい事を醸成する事業所でありたいと思います。
ワークさつき
リオの勢いそのままに
平成28年8月29日
日本選手が大活躍したリオオリンピックですが、近隣アジア諸国と比較して、日本が多岐にわたる競技で活躍していることが、はっきりと見えてきました。国内でスポーツできる環境が整ってきたからこそメダルを取れる選手が育っているのではないかと感じています。競技によっては、まだまだ資金不足や環境が整っていないものもありますが、メジャーではなかった競技で、近年目覚ましい活躍をするスター選手も出てきました。卓球・バドミントン・テニスで確実にメダルを取れる実力を証明することで、日本のメディアや海外でも多く取り上げられるようになりました。この日本選手の活躍を機に、競技人口も増え更に勢いが増していくものと思います。
当センターでは、卓球・バドミントン・ショートテニスの教室を定期的に開催していますが、いずれも人気が高く、特に卓球は抽選で多数の方をお断りしなければならないほど高い人気があります。様々な障がいのある方が一緒になって汗を流しています。私たちが圧倒されるくらいの真剣な表情で、「力をつけたい」、「腕を上げたい」、「技術を身につけたい」という姿勢に心打たれます。箕面市卓球協会の多大な協力のおかげで、大阪府障がい者スポーツ大会で上位に入る選手が複数います。優勝した方もおり、全国障がい者スポーツ大会(今年は岩手県で開催)に出場されます。
リオの勢いそのままに他のスポーツ事業でも「実力をつけたい」、「活躍したい」を支援し、多くの方にスポーツの楽しさを感じていただける事業に発展できるよう取り組んでまいります。
稲スポーツセンター
47歳の旅立ち
平成28年8月15日
大阪府立金剛コロニーくすのき寮は昭和45年(1970年)に開設されました。金剛コロニーでは、児童寮のしいのき寮と並んで最も古い施設です。この4月には32人の方が、事業団が新しく開設した「地域生活総合支援センターいま」や「地域生活総合支援センターワークくみのき」のグループホームへ移行されました。どの方も笑顔があふれ、地域での生活を満喫されています。今までの夢や希望が叶えられ、本当によかったと思います。
一方くすのき寮は、今年度5棟から2棟となり、利用者は、76人から34人に減りました。昨年までと比べると、にぎやかな声も減り、少し活気がなくなったような気がします。毎日の仕事で私自身が、利用者の皆さんからたくさんの元気をもらっていたのかもしれません。
今の利用者の中にも、地域生活への移行を希望される方がいます。私たちは、その方々がスムーズに地域生活に移行できるよう、地域の事業所で体験利用を企画します。また、引き続き施設を利用される方には、安心して新しい施設に移っていただけるよう努力いたします。
平成29年3月末をもって47年間のくすのき寮の歴史に幕を下ろしますが、それは新しい生活に向けてそれぞれの旅立ちになります。楽しいことがいっぱい溢れている未来になることを願っています。
くすのき寮