丘のうえから
地域生活総合支援センターおんど
平成28年3月31日
地域生活総合支援センターとして平成21年4月1日に開所しました「おんど」です。この4月で8年目を迎えますが、「おんど」の敷地周辺は周回道路になっており暑い時も寒い時も朝な夕なに、お散歩、ジョギング、様々な種類の犬を連れた方々と多くのご近所の皆様が「おんど」の前を通過されています。
最近開設された、保育園のお子さん達の姿も見受けられるようになりました。もちろん「おんど」の利用者の皆様もお昼休みや休日、暑さの厳しい夏は日が落ちてから一周約600mを歩いておられます。
4月からは短期入所の定員が10人となり、また、新たなご利用者様との出会いが待って ます。地域の皆様のご期待に添える事業所として職員一同取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いします。
地域生活総合支援センターおんど
「障害者雇用促進法」改正に想う
平成28年3月28日
私が障がい者の就労支援に携わったのは、平成元年にグループホームが制度化され、入居者の要件に「就労していること」が条件とされたことに始まりました。当時、私自身に「雇用施策における障がい者対策」についての情報を集める術も資質もなく、金剛コロニーで生活する利用者の「街で暮らしたい」との想いを実現する為に、とにかく近隣の会社等に「在籍」させることだけを目的として支援していました。今にして思えば、その方の「労働者としての権利を守る」といった視点が皆無だったと深く反省するところです。
時は流れ、当法人では平成17年度より地域における障がい者雇用推進の要である「障害者就業・生活支援センター」を受託運営しています。現在センターには600人を超える方が登録されており、ケアマネジメント手法による就労支援を行っています。今般、「障害者権利条約」批准の法的整備として、平成28年4月に「障害者差別解消法」が施行されますが、並行して雇用の分野でも「障害者雇用促進法(障害者の雇用の促進等に関する法律)」の改正によって、民間企業においても「合理的配慮」が法的義務となりました。それまで同法においては、ことの是非は別として「雇用率制度」を基軸とし、障がい者は「保護雇用の対象」と位置付けられてきました。しかし、今般の改正により労働者である障がい者は「権利の主体者」としての地位が法的に確立されたことになります。我々支援者はこの制度改正による革命的発想の転換について深く理解し、改めて利用者の自己実現への想いに真摯に向き合い、寄り添い、日々の支援活動に取り組みたいと思います。
地域生活総合支援センターきらら
指定管理ハートフル
平成28年3月21日
茨木市立障害福祉センターハートフルは、平成25年度に茨木市から指定管理を受託し、この3月末で3年が経過します。
当初は金剛コロニーの指定管理とは違い、初めてのケースで色々戸惑いはありましたが、一年一年を経過していくごとにようやくスムーズな運営が出来てきたような気がします。当初茨木市から運営を委託された時は、貸室、講座、入浴サービス、地域活動支援センターⅡ型事業を行っておりましたが、昨年10月から新たに生活介護事業を開始しました。まだ4か月が経過したところですが、事故なくスムーズな運営が出来るよう職員一同頑張っています。また、2階には「ばら親子教室」も併設されており、可愛い子供たちが動きまわっている姿も見られます。
この建物は平成8年開設ですが、外観も内部も奇麗に使われていて年代を感じさせません。ただ、設備関係についてはさすがに老朽化を免れず、あちこち修繕が必要な箇所が目立ってきています。今後も地域に根ざした施設を維持していくため、改修をするなど常に良好な状態を保てるよう市に要望しているところです。皆様もぜひ一度ご来館ください。
茨木市立障害福祉センターハートフル