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丘のうえから

スタートの春

平成28年3月14日

 もみのき寮は、昨年度の3棟から2棟での生活となり、平成27年度末をもって閉寮となります。当寮は昭和48年に開所し、今年で43年になります。

 43年の間にたくさんの利用者が入れ替わりました。地域で暮らすことになった利用者・他の障害者施設や高齢者施設で暮らすことになった利用者。悲しいけどお亡くなりになられた利用者。そして、この春、もみのき寮の多くの利用者は、当事業団が4月に開所する「こんごう」へ移られることになりました。また、地域生活を始める利用者・次のステップの前に他の寮へ移られる利用者もおられます。新しいとこってどんなとこ?知ってる職員はいるかな?他の人と仲良く出来るだろうか?不安に思う気持ちは、家族や職員の方が強いようです。

 少しでも安心して新しい場所で生活が始められるよう、職員一同、取り組んでまいります。この冬は暖冬と言われましたが、急激に冷え込む日もありました。それでも春はやってきます。別れの春でもありスタートの春とも言われます。

 さくらの花の咲くころに、みなさんが元気に新たな生活を始められるよう最後の準備に専念し、心よく移っていただくよう心掛けてまいりたいと思います。

もみのき寮


10周年の節目に…

平成28年3月7日

 『じょぶライフだいせん』は 次年度で10周年を迎えます。

 じょぶ=働くこと(その人らしい社会活動)を応援すること、ライフ=その人らしい暮らしを見守り支えること、だいせん=地域社会に根ざしたその人らしい暮らしや交流の機会を提供すること・繋ぐこと、といった想いを込めて名付けられています。

 『じょぶライフだいせん』では、施設入所支援・生活介護・短期入所・就労移行支援・ジョブコーチ・共同生活援助・相談支援の合計7つの事業を運営しています。開設より10年近くなることから、利用者の状態像やニーズも多岐・多様化してきました。様々な想いに寄り添って、必要な支援が適切にできるように、スタッフのスキルアップや連携の力が一層求められています。

 より良いサービスを届けること…。それには、まずスタッフが元気で前向きに活性化することが必要です。その環境づくりを強化することが急務です。学ぶ・交流する・高める・発信する…といった事業運営・事業所の環境を整えていきたいと思っています。

 利用者の声を聴き、選択や自己決定を尊重することを大切にして、まずは、スタッフ同士が尊重し合い、事業者がスタッフを敬う環境を整備したい。取り組みを通じて、過ごす・働く心地よさ、快適で安心・笑顔が触れ合う空間、夢を達成させること、よい目標を持ちあうこと、助け合うこと、知恵を寄せ合うこと…等が高まることをイメージしながら、まずは、楽しく学ぶ取組みを少しずつ始めよう。ご利用者・ご家族・支援者・地域で一体感をもてるようなものを10周年の節目に…。いま計画を立てているところです。

じょぶライフだいせん


地域の事業所としてできること

平成28年2月29日

 私たちの事業所は5年目を迎え、昨年の11月には、事業所から徒歩で10分程度のところにある南茨木多世代交流センター内に、新たにこども発達支援センター風を開所しました。

 この事業は茨木市から受託し、茨木市に在住する発達障がい等の児童及びその家族を対象に、特性に応じた個別やグループによる専門療育と家族向けの研修や育児に困っている方を対象に集える場の提供を行っています。

 また、事業所の敷地内では、念願の事務所増築工事が始まり、日々景色が変わっています。4月以降には相談支援事業と共同生活援助事業の事務所が移転することになります。

 特に相談支援事業を利用される方にとっては安心して相談していただける環境となり、職員も期待しています。また、共同生活援助事業の利用者の皆さんも、気軽に事務所を訪問していただけるようになります。

 最後になりましたが、就労継続支援B型の事業では、自主生産品の第1号として、シフォンケーキの製造販売を始めました。現在は限られた場所での販売となっていますが、今後はみなさんのティータイムのお供になれるよう目指していきます。

地域生活総合支援センターあい