丘のうえから
「高工賃を目指し、一人ひとりのQOLを高める」×支援センターあい
令和元年5月20日
地域生活総合支援センターあいの就労継続支援B型では、軽作業・清掃作業・自主製品(シフォンケーキ)の三本柱の作業種目に取組み、29年度の平均工賃6,600円から30年度は平均工賃11,000円にアップすることができました。しかし、全国の平均工賃が約15,000円と、まだまだ追いついていないのが現状です。今年度も、利用者の方の自立生活に少しでも資するよう、さらに工賃を増やす努力をしていきたいと考えています。
昨年度の就労継続支援B型の目標は、利用者の皆様に成功体験を積み重ねて自信につながる支援と、さまざまな経験ができてチャレンジしながら豊かな生活を目指すことに取り組みました。今年度の目標は、「日中活動の場」から「働く場」へのパラダイムの転換を利用者の皆様と一緒に目指していきたいと思います。利用者の方が日々やりがいや誇りを持って取り組める環境、チャンスやチャレンジの機会があり自身の成長が実感できる、仲間と協力して進める等、このような職場づくりに努めることで、一人ひとりのQOL【Quality of Life(生活の質)】を高めていき、利用者満足度(サービスの質)を高めていきたいと思います。
地域生活総合支援センター あい
撤去工事跡に思う
令和元年5月6日
こんごう福祉センターの再編整備が進み、構内には新しくきれいな施設が立ち並んでいます。この十数年で、こんごう福祉センター内の様子は大きく様変わりしています。近代的で便利な設備を備えた新しい施設を見るたびに、昂揚感とともに時代の変化も感じます。新しい施設ができるということは、一方で役目を終える施設もあるということです。平成30年度は役目を終えた施設のうち、旧もみのき寮・ひのき寮・かしのき寮等の撤去工事が実施されました。使われなくなった建物は痛みも早く、安全管理、防犯上の観点からも撤去は大事なことなのです。
撤去工事が完了した今年3月、改めて撤去跡地に足を運んだ時には思わず「ない!何もない!」と心の中で叫びました。建物たちは完全に姿を消し、広大な更地となりました。件の各寮の在りし日の姿を知っている職員も少なくなっている今日この頃ですが、約50年に及ぶ各寮での営みは、そこに関わった方全ての思い出の中に生き続けるのだと思います。
もみのき寮跡地
事業課
新たな気持ちで・・・
平成31年4月30日
4月に入り、5月からの新元号「令和」が発表され、新たな気持ちで新年度を迎えることが出来ました。
事業団の再編整備計画も、和泉市に開設した「しろくま」整備グループホームをもって終了しました。
ワークくみのきはこの地に移転してから3年が経過し、今後もいつの時代になろうとも、また過去からも問い続けられている支援の向上と、職員の人材育成に努めなくてはならないと思います。
さらに、利用者の様態もますます高齢化、重度化していくなか、障がい特性やライフステージに合わせた事業所運営と、利用者の生活の質の向上を図るため、個々に合わせた支援の内容を充実させ、また如何にして深めることができるかを日々職員間で議論しています。
その前向きで真摯な議論を続け実践することが、利用者支援を行う上での生活の質の向上であり、OJTを含めた人材育成に繋がると考えます。
今年度もワークくみのき職員一同、利用者の日々の生活を大切にする支援を心掛けていきたいと思います。
就労継続B型 軽作業班の作業風景
就労継続B型 FW班 公園清掃 就労継続B型 製菓班の作業風景
生活介護 ワークくみのき前 西除川沿いの桜並木の散歩 就労継続B型 さやま池まつりでのクッキー販売
地域生活総合支援センター ワークくみのき