令和2年1月6日
令和2年2月10日
阪神淡路大震災から25年という月日が経ちました。当時、施設やグループホームなどで生活されていた利用者と支援に携わっていた職員は想像を超える状況におかれていたと思います。
あいあい・ほくせつは、地域で生活される90名の利用者を支援しています。皆様が生活されるグループホームでは、防災訓練とは別に年2回、非常食を食べるなどの練習をしています。今回は1月17日に訓練を行いました。
前回は、LEDのランタンやカセットコンロの使い方、非常用のごはん(アルファ米)を食べる練習を行いました。利用者から、「もう一回やってみたい」という声もあり、今回は、災害時に支援員や世話人がホームへ行けなかった場合を想定し、非常用のごはんと、温めなくても食べられるカレーを使って食事を作る練習をしました。また、普段は使うことが少ない缶づめを開ける練習もしました。その後、災害の時に使用する水、非常食を机に並べて食べ方を確認すると同時に、消費期限などの確認も行いました。その他にも、水が出なくなったときのトイレの使い方として、ポリ袋と凝固剤を使った練習もしました。近年は地震だけでなく、大雨や台風による災害が起きています。あいあい・ほくせつでも2年前、台風で電柱が倒れ2日間停電したホームがありました。
阪神淡路大震災は、我々にたくさんの教訓を残してくれました。私たちは、何か起こった時だけではなく、日頃から災害に備え「今できること」を意識して利用者の安全を確保していきたいと思います。
明光ワークス
令和2年1月20日
「ハートフルのサービスにたどりつくのに苦労した。パソコンで検索しても見つかりづらかった」と、ある方から言われました。
そのサービスとは、地域活動支援センターⅡ型のことでした。理学療法士が中心となって、運動療法や日常生活動作訓練が行えるサービスを実施しており、「維持期リハビリテーション」とも言います。
対象者
・茨木市在住18歳以上65歳未満の、障害者手帳を持っている方でリハビリテーションが必要な方。
開所日
・火曜日から土曜日(祝日、年末年始は休所)
・午前の部:9時30分~正午 午後の部:1時~3時30分
内容
・理学療法士によるストレッチ
・平行棒、立位台、エルゴメータなどの機械を使用した機能訓練
・風船バレーやカードゲームなどの社会適応訓練
・編み物・手芸などの創作活動による作業訓練
事業についての情報発信が不十分であることに、大変反省しました。もっと、積極的に宣伝して、茨木市の皆様広くサービスを知っていただけるよう努力していきたいと思います。
令和2年1月6日
新年明けましておめでとうございます。皆様には、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
こんごう福祉センター(以下福祉センター)は、金剛山の麓、富田林市甘南備の丘陵地にあります。以前、大阪府立金剛コロニーのあった場所の方が通りが良いかも知れません。このコラムのタイトル「丘のうえから」はこの場所を指します。ホームページ作成当時の事業団は、金剛コロニーの運営がほぼ業務の全般を占めていました。
現在の福祉センターは大きく変貌し、医療型障害児入所施設及び療養介護を行う「すくよか」、介護保険サービス事業を行う「かんなびのさと」、施設入所支援事業等を行う「こんごう」「かつらぎ」「にじょう」の事業団設立計5施設が完成し、建て替えが予定されている大阪府立福祉型障害児入所施設等の指定管理として「しいのき寮」「すぎのき寮」の7つの事業所で構成されています。昭和40年代に大阪府が建設した旧金剛コロニーの各寮と日中活動の場は、前述の児童施設を除き、順番に撤去工事が進んでいます。構内の約半分は私が生まれたころのコロニー創成期の造成地の姿に戻ろうとしています。令和改元と時を同じくして、新しい時代の幕開けとなりますよう福祉センターの運営に取り組みたいと思います。
名称は金剛コロニーからこんごう福祉センターに変わりましたが、福祉センター内では、事業団の特色である利用者のライフステージに応じた支援や高齢者・重度障がい者が生活しやすい環境整備等に取り組んでいます。20年前に先駆けで地域移行した利用者が高齢となりADLの低下や生活スタイルの変化とともに、次のステージ(本人にあった生活環境)への移行が必要となってきています。ライフステージに応じたスムーズな移行調整を検討しながら、利用者が困ることなく、生活環境が変わっても快適に生活できる「笑顔」でいられるような支援を続けていきたいと思います。
今年も福祉センターの運営にご理解とご協力をよろしくお願いします。
こんごう福祉センター長 樫本 浩之