丘のうえから
SW ~未来への架け橋~
令和6年7月1日
福祉型障害児入所施設さわやかでは、昨年度の開所とともに、SW(ソーシャルワーカー)を配置しています。SWの主な役割は、入所児童の地域移行支援です。
入所児童の多くは、高等部卒業後に地域へと巣立っていきます。その中で、本人が希望する地域生活を実現していくために、SWが架け橋となっていきます。進路先として、グループホーム、生活介護、就労継続支援B型、就労移行、一般就労等、様々な方面で活躍していくこととなります。利用者の意思形成、アセスメントを子ども家庭センターや支援学校と協力、連携し、早期から進めていくことで、より良い移行が実現できると考えています。
昨年度は、高校3年生が15名おり、たくさんの地域との繋がりや社会資源を活用し、地域移行していきました。本人の移行への意思確認を適切に行い、自らの進路に対して、意思決定が出来るように、面談、移行先への見学、体験をしっかりと行ってきました。また、移行後もグループホーム等へのフォローを行い、自らが望む生活が実現できるように支援を行ってきました。
今年度は、13名の入所児童がさわやかを巣立っていきます。入所児童の未来への架け橋になっていけるよう取組んでいきます!!
さわやか
今年の職業訓練始まりました
令和6年6月17日
当センターでは知的障がいのある人を対象とした1年間の職業訓練を行っています。
パン菓子製造科、園芸科、グリーンハーベスト(農業)科の3つのコースがあり、4月9日に新しい訓練生を迎え、今年度の訓練がスタートしました。
始まって2か月ほどが経ち、訓練生の皆さんもようやくINAでの生活に慣れ、作業などに集中することができるようになってきました。これからどんどんできることが増え、社会人としても成長していかれます。来春の就職をめざして訓練生の皆さんも職員も頑張っていきますので、どうぞご期待ください。
さて、早いようですが来年度の訓練生の募集に向けて、障がい者の職業訓練の説明会や、各訓練施設・訓練校の見学会、体験入校などが実施されます。ハローワークや各施設・訓練校のホームページなどで日程などが公開されますので、就職をめざしておられる方、離職されて再就職への準備をされたい方など、是非職業訓練を選択肢の一つに加えていただければと思います。
大阪INA職業支援センター
求める人材 ~すべての職員が備えていたい資質~
令和6年6月10日
令和6年4月、当法人は「人材育成基本方針」を策定し、その中で「求める人材」を次のとおり明確にしました。
法人の理念に共感し、目指すビジョンに向かって、ともに歩めるひと (1)温厚篤実(おんこうとくじつ) 敏感な人権意識をもち、誠実で温かい心をもつひと (2)公平無私(こうへいむし) 公共性を尊重し、他者の痛みに共感できるひと (3)進取果敢(しんしゅかかん) 時代の変化を先取りし、既成の概念にとらわれない柔軟な思考で、 自律的に向き合うひと (4)万里一空(ばんりいっくう) 目標達成に向けて、ひたむきに取り組むひと |
法人が社会から求められている役割を果たし、事業を推進していくために、このような資質を備えた職員を求めたいという希望とともに、育成するという決意でもあります。
人は誰しも生まれたときから高い資質を備えているわけではありません。潜在的な資質も、良き環境や関わる人々に恵まれるかどうかでその開花のしかたは大きく異なってきます。
今年度当初もありがたいことに34名の職員が仲間に加わりました。
役員、幹部職員をはじめとして、職場のリーダーは、この新たに加わった職員が「求める人材」となってくれるかどうかについて、関わる自分の影響がとても大きいということを自覚しなければなりません。
まずは、自分が「求める人材」足り得ているのか、あるいは「求める人材」となるための不断の努力を続けているのかを私自身、自分に問いかけてみようと思います。
法人事務局 事務局長