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丘のうえから

「初心忘るべからず」

令和4年4月18日

 

 

 令和4年4月1日、当事業団に40人の新たな仲間が加わりました。

福祉業界の人材確保難が続く昨今にも関わらず嬉しい限りです。

 

 入職から2週間ほどが過ぎ、

はじめて会う同僚、はじめての仕事、はじめての職場、はじめての一人暮らし・・・

特に新卒の方は、はじめて尽くしの毎日に悪戦苦闘(?)していることでしょう。

「利用者が喜んでくれる支援をしたい」

「早く戦力になって職場に貢献したい」

「多くの経験を積んで福祉専門職として自信をもって仕事がしたい」

「~したい」は一人ひとり違うのでしょうが、入職したときの思いを大切にしながら進んで行って欲しいと思います。

 

 ~初心忘るべからず~

一般的に、「物事に慣れると慢心してしまいがちだが、最初のころの志を忘れてはいけない」という意味で使われる言葉ですが、もともと世阿弥の『花鏡』の中で使われたこの言葉は、もっと深く繊細で「初めてのことに取り組む際の新鮮な気持ち、初々しい気持ち以上に、自分の未熟さを忘れるな、つたなかったときのことを忘れてはならない」という意味だそうです。つまり、「初心は一生続くのだ」そうです。

 

 さて、私が入職した頃の「~したい」を恥ずかしながら申し上げますと、「社会的に弱い立場にある人たちの尊厳が守られる社会は、どんな人にとっても生きやすい社会のはず。そんな社会をつくっていきたい」でした。

長く勤めると慢心し、新職だった頃の志や未熟さを忘れがちになります。

 

 新たな仲間の初心に触れ、心新たに初心を忘れず仲間とともに歩んでいきたいと思います。

 

 

法人事務局 事務局長