丘のうえから
大阪INA職業支援センター
平成28年1月12日
大阪INA職業支援センターでは、知的障がいのある方を対象とした、1年間の職業訓練を行っています。訓練の科目はパン・菓子製造科と園芸科の2科目があり、各科15人、あわせて30人の訓練生が、就職を目指して日々訓練に取り組んでいます。もちろん就職するための技術を身につけることが目的ですが、訓練生が長く働き続けることができるよう、周囲とのコミュニケーションの取り方や、仕事の上で起こりうる問題を解決する力を養います。今年度も3月の訓練修了まであと2か月となりました。訓練生の皆さんがそれぞれの進路で活躍できるよう、あと少しですが、訓練生の皆さんと職員が一丸となって頑張ります。
さて、ここ数年、障がいのある方の雇用が大きく進んできました。制度の充実や就労支援機関の努力が結果につながってきたのだと思いますが、企業側も社内にジョブコーチを置いたり、障がいのある従業員の相談窓口を明確にするなど、受け入れる体制を整えてこられました。就労支援の機能が、企業内に備わってきているとも感じられます。就労支援の専門家である私たちとしては、障がいのある方の就労が「あたりまえのこと」になるように、なお一層、専門性を高めていかなければいけないと思うこのごろです。
大阪INA職業支援センター