丘のうえから
いのりの塔祈念式典によせて
平成28年6月6日
「いのりの塔」は、当事業団の利用者や職員でお亡くなりになられた方々を追悼するために、昭和49年に建立されたものです。毎年コロニーまつりの時期に、祈念式典を挙行し、この度、第43回を迎えました。金剛コロニーは再編整備が進み、旧施設の閉鎖と新施設の開所が交錯し、風景もずいぶん様変わりしました。この間、措置制度から利用契約制度に変わり、障害者総合支援法の施行、社会福祉法の改正等々、福祉を取り巻く環境も大きく変わりました。世の中の変化に応じて、自ら変化する必要性を感じつつ、変わらず持ち続けたい思いもあります。施設でお亡くなりになられた利用者の方の人生を想うとき、望む人生を歩めたのだろうかと、いつも考えさせられます。私たちの一瞬一瞬の振る舞いが、利用者の人生に大きく影響すること、このことは変わることはありません。お亡くなりになられた方々に、「よかった」と言っていただけるよう、より良い環境づくりに、これまで以上に邁進したいと決意しました。
総務課