丘のうえから
すくよか 開設10年を迎えて
平成29年1月30日
10年目を迎えたすくよかでは、1歳から72歳という幅広い年齢層の方々に「医療と福祉の融合」をコンセプトに支援を提供しています。きた棟は行動障がいなどの特別な支援が必要な人たちを、みなみ棟は医療ケアが常時必要な人たちを、それぞれ中心に、生活に即した支援を提供し、健やかな心身の成長発達を支援する施設を目指して運営しています。10年の流れの中で、これまでも施設運営に関する施策の見直しがありましたが、最近「重症心身障害児者施設における児者一体運用の特例措置」について、即ち「療養介護における重症心身障害者の療育活動についての質の向上」がクローズアップされています。すくよかでも、重度高齢化に伴う様態の変化に対応するために、ハード面の整備として設備改善を計画し着手していますが、その一方で、その人らしくいきいきと生きることができるように、福祉・医療・教育の専門的なサービスを総合的に提供することを基本方針に据え日中活動の充実に取り組んできました。音楽療法担当者によるプログラム提供、きた棟では療育棟を中心にTEACCHモデルを活用した自立活動を、みなみ棟ではレクリエーションやリハビリテーションを通じたリラクゼーションの増進・QOLの向上、といった取り組みを実施してきましたが、今後一層の充実、質の向上に努めます。
すくよか