丘のうえから
うたって おどって いっしょにたのしもう!第2回いまカーニバル
平成29年11月6日
先日、10月14日に事業所の一大イベントのひとつ、第2回“いまカーニバル”を開催しました。
今年は、あいにくの曇り空でしたが、陽気な音楽が聴こえてくれば、曇り空もへっちゃら。「オレダブエコ」さんが奏でるアフリカ音楽とともに、利用者の皆様と「うたって、おどって」一緒に楽しみました。
キレッキレのダンスを披露いただいた「DNAダンスファクトリー」さん、利用者の皆様に地域の子ども達に“あっ”という間に大人気になった正義のヒーロー「スバルファイブ」さん。また、太鼓と踊りを披露いただいた「北寺方だんじり囃子」さん。地域の伝統文化を感じる時間になりました。
模擬店では、きたおおさか福祉センターエリア(大阪INA職業支援センター、明光ワークス)の協力のもと、美味しいパンや焼きそばをいただきました。
また、地域の福祉事業所の屋台やたこ焼き屋さんにも出店いただき、当日は大盛況のうちに完売となりました。
地域と事業団の支えがあり、第2回いまカーニバルを無事、終えることができました。心から感謝しております。本当にありがとうございました。
第1回の“いまカーニバル”が「サンバ(ブラジル)」。第2回が「アフリカ音楽」。さて、第3回は・・・。どんなテーマになるか実は今からとても楽しみです。
では、第3回“いまカーニバル”でお会いしましょう!
地域生活総合支援センターいま
すくよかなるもの
平成29年10月16日
医療型障害児入所施設、療養介護事業所である「すくよか」は、開所より10年が経過しました。しかし、未だに「すこやか」や「ふくよか」などと間違われることが多く、その都度訂正をお願いしています。
「すくよか」の語源を探ってみると、南北朝時代に作成された歴史物語「増鏡」にまでさかのぼります。「~大和・河内・伊賀・伊勢などより兵ども参り集ふ中に、事の始めより頼み思されたりし楠兵衛正成と言ふ者あり。心猛くすくよかなるものにて~」とあり、ここから施設の名称が採用されました。
「すくよか」の意味を調べると、すくすくと育つさま、丈夫であるさま、心がしっかりしているさま、律儀、無愛想とあります。楠正成の当時の様子を描写した言葉ですが、現在の「すくよか」にも相通じるものがあります。健全で向上心を持ち(育つ)、経営基盤を固め(丈夫)、安定した運営を行い(心がしっかりしている)、利用者の皆様、ご家族の皆様等に真摯に対応し(律儀)、時には寡黙に仕事に集中する(無愛想)。
これからも、重度障がい児者のセーフティーネットとなるべく、精進していきたいと思っています。
すくよか
事業団の歩みを見守り続けた50年
平成29年10月2日
パリーン!ガラガラガラ~ガシャーン!グォードーン!
「金剛コロニー本館」として建設され、「総合管理棟(そうかん)」の名で親しまれた建物。新築の法人事務局でこの原稿を綴っているまさにその横で、大きな音を立てながら取り壊しが進められています。
春は桜やツツジの花に囲まれ、夏は蝉の大合唱。秋は金木犀の香りと木々の彩りを楽しみながら、キンと冷える冬を待つ。職員は、この建物で採用辞令を受けとり職に就き、退職辞令を受けとり職を退く。「あの部屋でな・・このロビーでな・・あの絵はな・・この作品はな・・。」少し近寄り難い、緊張感の漂う「そうかん」でもありましたが、諸先輩方の様々な熱い思いとともに事業団の歴史を刻んできた大切な場所。大自然の中、約50年の変遷を一番近くで見守ってきた身として、今、どのような思いを抱いているのでしょう。
事業団のスタートを切ったこの建物がなくなってしまうのは、少々淋しい。しかし、その半世紀の歴史に恥じないよう、そして50年後に誇れるよう、利用者・職員とともに歩みを進めていきたいと思います。
総務課