丘のうえから
「かつらぎ」スタート!!
平成29年6月19日
春光うららかな平成29年4月、かつらぎは、こんごう福祉センターに開所しました。
振り返れば、ウグイスの綺麗な声や満開の桜を満喫する余裕もなく、慌ただしく日々を送っていたことを思い出します。あれから2か月。開所当初、整地仕たての施設周辺の空き地に、今では青々とクローバーが茂り、また、初夏を告げるホトドキスの鳴き声が昼夜問わず聞こえ、季節の歩みを感じさせる今日この頃です。
さて、2か月が経ったかつらぎの様子を紹介します。開所した当時のユニット内は、殺風景で生活感が感じられなく、まるでホテルの様でしたが、今ではいろいろ生活用品が並び、特に利用者様の居室には所狭しと物が置かれ生活感にあふれています。
皆が一番楽しみにしている日中活動のエリアからは音楽や機織りの音などが聞かれ、日々楽しく過ごされている様子を伺う事ができるようになりました。かつらぎの日中活動の中に、自閉症の方の対応が可能な日中活動の場があります。通称(愛称)「せるふ」。利用者が落ち着いた環境の中、見通しを持って自立した生活を送って欲しい、そう願って「せるふ」と名付けました。現在14人が通所し、個々に応じた個別プログラムを提供しています。
かつらぎは、まだまだ産声をあげたところです。利用者様一人ひとりが健康で、安全、安心な生活が送れるよう、また、皆様から愛される施設になれるよう頑張っていきますので、よろしくお願いします。
かつらぎ
祝!永年勤続表彰
平成29年6月5日
平成29年5月17日、風薫る中、永きにわたり社会福祉法人 大阪府障害者福祉事業団に貢献された職員に対し、法人事務局 会議室にて、理事長、常務理事、医療監、こんごう福祉センター長、事務局長、きたおおさか福祉センター長、みなみおおさか福祉センター長ご列席のもと永年勤続表彰式(30年・・・2名、20年・・・4名)が執り行われました。
今年は、表彰式と記念写真撮影後、受彰者の方と理事長及び各センター長で富田林市内の料理店にて、お食事会を開きました。
天候にも恵まれ清々しいひと時の中、採用当初の思い出話や苦労話、そして今後の当事業団の展望などの話しで盛り上がり、終始、和やかなお食事会となったことを人事課一同、大変嬉しく思いました。
受彰者の方が今日まで、ご利用者様やご家族様、並びに当事業団を支えてこられたことに歴史を感じるとともに深い感銘を受けました。
この場をお借りして、改めてお祝い申し上げます。
誠に、おめでとうございます。
今後も、ますますのご活躍と、後に続く後輩職員へのご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
人事課
介護仕様のグループホームでともに暮らす
平成29年5月22日
大阪府障害者福祉事業団には、高齢の方や重度重複障がいのある方であっても、安心して地域生活を送っていただけるよう、24時間支援員が常駐している法人所有の介護仕様のグループホームがあります。このグループホームは、車椅子の方にも使いやすいように、浴室やトイレはバリアフリーの構造となっています。
ワークさつきでも、10名定員の介護仕様のグループホームを1棟運営しています。発達障がいのある方、身体障がいを重複する方、高齢の方等、様々な支援を必要とされる方が入居されており、それぞれの利用者さんの特性に配慮した支援を行っています。
当事業団の介護仕様のグループホームは、日中事業所に併設しているところが大半ですが、ワークさつきのホームは、日中事業所から約4㎞離れています。そのため、情報の伝達や支援員の連携、職員の移動に少々時間がかかる等、苦労は絶えませんが、そこは職員のパワーと工夫でカバーしています。
グループホームを運営するに当たっては、地元地域との繋がりを大切にしたいと考えています。当ホームは、泉州地域にあり、だんじり祭りを見物したり、すぐ傍にある自衛隊駐屯地の創立祭や夏祭りなど、地元ならではのイベントに参加させてもらうのが、利用者の大きな楽しみとなっています。駐屯地では、ヘリコプターや戦車に触れたり、迫力のある実践訓練の見学など、貴重な体験をすることができます。
近年、介護仕様のグループホームのニーズはますます高くなっています。今後も、近隣住民の方のご理解とご協力をいただきながら地域との連携を大切にして、利用者の皆さんの想いに寄り添った支援に取り組んでまいります。
ワークさつき