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丘のうえから

全ての道は「ヒト」に通ず

令和3年4月19日

 

 

 「全ての道はローマに通ず」とは、目的までの手段や方法は、何通りもあることのたとえ。また、一つの道理はあらゆることに適用されるというたとえ。とある。

 

 事業団の運営方針で、「人材の確保、定着、育成の機能強化」、「危機管理機能強化」及び「経営基盤の強化」に重点的に取り組むこととし、令和3年度が始まった。

 組織が新型コロナウイルス感染症のような危機に直面したとき、困難を乗り越えていくために決断力、柔軟性、団結力といったものが職員に求められる。また、同じく危機に直面しても簡単には崩れない経営基盤を確立するためには、社会の動向やニーズを踏まえた課題解決力、創造力、実行力といったものが求められる。

 何事についても発生源を辿れば「ヒト」に行きつき、だからこそ目的とすべきは「ヒト」づくりに行きつく。

 経営資源として昔から「ヒト」「モノ」「カネ」と言われてきたが、初めに「ヒト」が来るのは、なるほど合点がいく。「ヒト」が量・質ともに充足していれば、その「ヒト」が様々なものを生み出す。全ての道は「ヒト」に通ずと思うのである。

 「モノ」「カネ」のウエイトが高かった事業団改革は成し遂げた。人材の確保、定着、育成を一貫して行い、未来に向けて「ヒト」に重点を置く新たな改革を進めていきたい。

 

 

法人事務局 事務局長


旅立ち

令和3年3月22日

 

 

 しいのき寮の子どもたちは、高等部卒業後にはしいのき寮も卒業していきます。

 卒業していく子どもたちにとって最後の一年は、きっとドキドキし通しの一年だったと思います。

 しいのき寮では自立を大きな目標として、日常の生活のなかで支援を行っています。高校三年生になれば、自立ももちろんのこと地域での生活を想定した取り組みが始まります。自活訓練棟の利用や作業所見学に行ったり、グループホームの体験などが入ります。学校に通いながら進路に向けて動くため、混乱することもたくさんあった一年間だったでしょう。

 その様な卒業の準備をしていく中で、緊張して逃げ出してしまったり、相談できなかったりとたくさんのことがありました。

 3月5日に卒業式が終わり、いよいよ子どもたちが巣立っていきます。

 卒業式での子どもたちの堂々とした姿は誇らしいものがありました。

 今年はコロナウイルスの影響で、先輩たちの地域で頑張っている姿を見る機会が持てず、イメージもなかなか持てない中、一年間よく頑張ったと思います。

 卒業後、今までのたくさんの経験がきっとどこかで役に立ってくれると嬉しいです。

 

 

 


しいのき寮


「美味しくいただきました~」

令和3年3月8日

 

 

 

 年度末も押し迫って参りました。振り返れば、新型コロナウイル感染予防に四苦八苦した一年で、「丘のうえから」にも何度となく「コロナ」の文字が見られました。

 「にじょう」においても例外ではなく、外出の自粛に始まり、帰宅・面会の制限等今までに経験のない生活スタイルとなり、利用者の皆さんやご家族・関係者の皆様にも大変なご苦労をお掛けしました。感謝いたします。

 そんな中、感染予防に配慮しながらも行事や日課に工夫を凝らし、潤いと活気のあるそして楽しみのある生活の提供を意識し、例年、一堂に会して行われていた全体行事をユニット単位の少集団で実施しました。職員と利用者さんの距離が更に縮み好みに合った内容を提供することができたと思います。

 また、食べる楽しみにも重点を置きました。給食業者さんと連携した天ぷら屋さんやかき氷屋さん。実演の後の食事は普段に増して食が進んだ様子で、大変好評でした。ぜひ続けたいと思います。更には地域のお店から配達してもらったケーキ・お寿司・ほかほか弁当・ミニ会席・ビール等々、普段とは違った食事も美味しくいただき、多くの笑顔が見られました。

 外に出なくても工夫次第で楽しむことができ利用者の皆様の要望にお応えできることが見えてきたこの間です。コロナ対応によって気づいたことを次年度に活かし、潤いと活気のあるそして楽しみのある新生活の提供に努めていきたいと思います。

 関西では、感染者数や病床使用率も減少傾向にあり、❝宣言❞解除が行われました。解除された今だからこそ気を引き締め、コロナに負けず以前以上の生活を取り戻したいと思います。皆様方も健康にご注意ください。 はやく、コロナが収束しますように

 

       

 “スイカ割り

 パッカーン

 いただきます”           

 

            

            

 


にじょう