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丘のうえから

♪♫~いらかの波と雲の波~♬♪

令和4年6月6日

 

 

 青葉薫る季節となり、かんなびのさとの窓からは新緑がまぶしく、風に揺れています。かんなびのさとでは、みなさんユニットを出て、館内を散歩されています。椅子に座って外を眺めながら談笑されたり、日光浴されたりと過ごされています。

 そこで、いつでも休憩できる椅子の設置はもちろんですが、季節に応じたオブジェを廊下のところどころに飾っています。ちなみに、5月は五月人形と兜です。いずれも、職員の方から寄贈いただいたものですが、とても立派ないでたちに、皆さん足を止めて見入ってくれています。そこで思わず「いらかの波と雲の波~」と口ずさんでいたりと。コロナで外には出にくい日々は続いていますが、かんなびのさとのなかにある、入居者の方による絵画の展示や楽しいオブジェを見ながら歩くことで、足腰も鍛えられてと一石二鳥の効果を上げていただいています。

 

 

 

 

 

 

 

 

かんなびのさと


新しい訓練生を迎えて

令和4年5月23日

 

 

 4月8日、令和4年度の職業訓練生の入校式を行いました。

 入校のための要件として、療育手帳の交付を受けていることが必要なのですが、このところ、精神障害者保健福祉手帳を併せてお持ちの方や、発達障がいの診断を受けておられる方も多く来られるようになりました。

 当センターでは、知的障がいのある人を対象とした、公共職業訓練を行っています。パン菓子製造科、園芸科、グリーンハーベスト(農業)科の3つのコースがあり、いずれも1年間のカリキュラムです。

 技能や知識を学ぶだけではなく、生活リズムやメンタル面の不安定さ、コミュニケーションが苦手、働くための心身の準備が必要など、いろいろな職業リハビリ的なサポートを行っています(職業準備性の向上)。

 大阪INA職業支援センターでは訓練生の皆さんと話し合う機会をできるだけたくさん持つようにしており、ご本人の納得や理解をサポートし、訓練生の皆さん自身が自分の目標をたて、意欲を持って自身の成長に取り組むことができるよう取り組んでいます。

 パン菓子や花、野菜を作り育てることをとおして、モノづくりでしか味わうことのできない楽しさや喜びをたくさん感じていただけると思います。また一方で、仕事として良いものを作る大変さも体感します。

 就職をめざしておられる方や、障がい者の雇用を考えておられる企業のご担当者様、ぜひ一度、見学にお越しください。

 

 

大阪INA職業支援センター


おんど短期入所 明るく 楽しく 優しく 奮闘中!!

令和4年5月9日

 

 

 地域生活総合支援センターおんどには生活介護、就労継続支援B型、共同生活援助そして今回紹介する短期入所と4つの事業があります。

 短期入所ではご家族が一時的に介護をできなくなった時に、家族に代わって食事・入浴・排泄等の日常生活に関する支援を行っています。

 おんど日中事業に通所されている方だけでなく、外部の方のご利用もあり、重要な役割として緊急ケースの受け入れも行っております。昨今の新型コロナウィルス感染症対策のため、一時的に外部の方の受け入れを中止しておりましたが、現在は徐々に再開しております。

 受け入れの中止を各ご家庭へ連絡した際に「困るわ。」「これからどうしよう…」といった声が多く聞こえました。それだけニーズがあり、家族のレスパイト確保のため定期利用され、ご家族の生活リズムに組み込まれていること、独り暮らしやGH入居に向けた練習先として、頼りにしていただいているということを実感しました。また、地域の他法人施設や相談支援事業所から新規利用希望の連絡をいただくこともあり、地域の事業所同士の繋がりの大切さを身を以て知りました。

 ただ、おんど短期入所の現状として、ご利用日が偏っている課題があります。水曜日、木曜日は満床の日も多いのですが、その他の日の空き状況を克服すべく、新規利用者の獲得に向け、体験利用を今年度は既に数件受け入れています。利用者の男女比率に反して男性支援員の手が足りないという課題も抱えておりますが、こちらは生活介護や就労継続支援B型の支援員からの応援体制が確立しつつあり、解消に向かっています。男性利用者と女性利用者が適度な距離感で接し、地域の人たちと交流する場所として貴重な社会資源であると考えています。

 今後も課題の解決のためにできることを模索し、短期入所だけでなくおんどの事業全体で力を合わせて安定した運営ができるよう努めます。

  

 

 

地域生活総合支援センターおんど