丘のうえから
47歳の旅立ち
平成28年8月15日
大阪府立金剛コロニーくすのき寮は昭和45年(1970年)に開設されました。金剛コロニーでは、児童寮のしいのき寮と並んで最も古い施設です。この4月には32人の方が、事業団が新しく開設した「地域生活総合支援センターいま」や「地域生活総合支援センターワークくみのき」のグループホームへ移行されました。どの方も笑顔があふれ、地域での生活を満喫されています。今までの夢や希望が叶えられ、本当によかったと思います。
一方くすのき寮は、今年度5棟から2棟となり、利用者は、76人から34人に減りました。昨年までと比べると、にぎやかな声も減り、少し活気がなくなったような気がします。毎日の仕事で私自身が、利用者の皆さんからたくさんの元気をもらっていたのかもしれません。
今の利用者の中にも、地域生活への移行を希望される方がいます。私たちは、その方々がスムーズに地域生活に移行できるよう、地域の事業所で体験利用を企画します。また、引き続き施設を利用される方には、安心して新しい施設に移っていただけるよう努力いたします。
平成29年3月末をもって47年間のくすのき寮の歴史に幕を下ろしますが、それは新しい生活に向けてそれぞれの旅立ちになります。楽しいことがいっぱい溢れている未来になることを願っています。
くすのき寮
出会いの夏
平成28年8月1日
毎年この時期になると、職員採用試験の案内を持って大学や専門学校を訪問します。大学構内の風景を眺めていると、自分も学生時代にタイムスリップした様な気分になります。エネルギー溢れる学生さんを眺めながら、どんなアピールをすれば私たちの法人に興味を持ってもらえるかな?一人でも多くの方に求人を見てもらうには、どのようにすれば良いかな?どの様な人材と出会えるかな?と思いを巡らせます。
また、先日、求職者と事業所が一堂に集まる「就職フェア」に出展してきました。求職者はどなたも真剣に法人についての説明に耳を傾けて下さり、私たちは一人でも多くの方に興味を持って頂けるよう、精一杯法人のアピールをします。
採用試験の応募の締め切りが近づくと、今回は何名応募してくれるかな?とドキドキしながら日々を過ごします。出来るだけたくさんの出会いがあることを期待しています。
人事課
継承と新たな歩みを笑顔とともに
平成28年7月18日
「みんな仲良く」「刺しゅうがうまくなりたい」「バスツアーにいきたい」「嵐のコンサートに行きたい」初夏の風に、色とりどりの七夕飾りと皆さんの思いの詰まった短冊が、揺れていました。
平成28年4月、ワークくみのきは、就労系事業に加え、生活介護や共同生活援助などの事業を運営する、「多機能型事業所 地域生活総合支援センターワークくみのき」として、新しい土地へ移転し、再スタートしました。季節が変わるこの時期に、ようやく事業所の日常が見えてきたような気がします。事業所の周辺は姫蛍が生息しているとのこと、来年は「蛍を見る会」が企画されているかもしれません。
これまでワークくみのきで培ってきたものを継承しつつ、利用される方々一人ひとりにより添い、新たな歩みを進めていきます。
建物が新しいということは、それだけで何かうれしい気持ちになります。コミュニケーション豊かに、笑顔とうれしい気持ちがあふれる事業所を目指して、スタッフ一同頑張っていきたいと思います。
地域生活総合支援センターワークくみのき