ホーム > 丘の上から

丘のうえから

踊って、食べて、楽しんで!!

令和2年8月17日

 

 

 7月30日(木)にワークくみのき生活介護で夏祭りを開催しました。今回で3回目になりますが、今年は新型コロナウイルス感染予防のため密にならない様に配慮しました。模擬店はスマートボール、ボールなげ、射的、ソースせんべい、ミルクせんべい、ベビーカステラ、ジュースを用意し、昼食はいつもと違う豪華なお弁当を注文しました。午後からはワークくみのきの農園で収穫したスイカを使ってスイカ割をしました。最後は就労継続B型の利用者様も参加して「エビカニクス音頭」「日本の夏からこんにちは」「河内音頭」を職員が制作した櫓を中心に大きな輪になり盆踊りをしました。

 今回もみなさんの笑顔が多く見られ「楽しかった。」との感想も話しておられました。新型コロナウイルス感染予防のためイベントやプログラムで「できないこと」が増えていますが、その中でも「できること」を考え、利用者様に楽しんで頂きたいと思っています。

 

    

 

地域生活総合支援センターワークくみのき


異なる歴史と文化

令和2年8月3日

 

 

 こんごう福祉センターは、医療型障害児入所施設及び療養介護を行う「すくよか」、介護保険サービス事業を行う「かんなびのさと」、施設入所支援事業等を行う「こんごう」「かつらぎ」「にじょう」の事業団設立5施設と大阪府立福祉型障害児入所施設等の指定管理として「しいのき寮」「すぎのき寮」の計7施設で構成されています。

 同センターは、前身の大阪府立金剛コロニー設立から数えて50年になります。いささか表現が大袈裟ですが、こんごう福祉センターには、善きも悪しきも「きたおおさか福祉センター」並びに「みなみおおさか福祉センター」には無い文化の違いがあります。法人とコロニーが同時期に設立されたことによる、当初からの運営・事務部門と支援部門の完全分離システムによるものです。これは、法人事務局を中心とした大規模施設群を効率的に運営するための一つの手法でした。

 現在は、「きた」や「みなみ」と同様に各施設が独立採算制で運営されています。しかし、今も事務局が同一敷地内にあることなどによる職員意識上の依存体質が残ります。解消するのは難しく、立地上のことでもあり、完全実施すると一部事務処理の非効率も生じます。問題は、設置当初から地域の中に溶け込むことを前提とした独立色の強い2センター各事業所と当センターとの職員意識上の法人内ダブルスタンダードです。実は、多くの職員はどちらか一方でしか勤務経験が無く、気付いていないことも問題です。些細なことかも知れませんが、実務を行う上で結構これが厄介に付き纏います。

 全国有数規模の障害福祉サービス提供拠点として半世紀の歴史の重みを感じながら、年々変化する福祉情勢と大規模施設の実質民営化へのマッチングに取り組む毎日です。まだまだ、試行錯誤が続きます。それは当法人が発展途上である証しであり、言い換えれば、今後の伸び代でもあります。

 法人民営化の変遷については、8月上旬に本ホームページ内で公開予定の50周年誌をご覧ください。事業団のこれまでとこれからが、詳しく掲載されています。

 

 

こんごう福祉センター長


「張り詰めた気持ちに和らぎを」

令和2年7月20日

 

 

 大阪府で緊急事態宣言が解除され、2ヶ月が経とうとしています。「新しい生活様式」への対応に戸惑いながらも、利用者、職員ともに笑顔が戻ってきたことを実感しています。

 事業所の管理者として緊急事態宣言中を振り返ると、毎朝、体調不良の利用者、職員がいないかを確認し、もしコロナウィルス感染者が発生した場合のシミュレーションを常に考えていました。そして、家に帰るとインターネットで今日一日の全国の感染者数を調べては一喜一憂するなど、かなり張り詰めた状態で毎日を過ごしていました。そんなある日、利用者のご家族より小包が届きました。開けてみると、赤いバラとカーネーションの花。そして「感謝」の2文字。それを見た瞬間、張り詰めていた気持ちが一気に和らいだことを覚えています。

 今後、予想される第2波が襲来したとき、また、万が一、事業所内で発生したとき、ギリギリで張り詰めた気持ちで働く職員に対して、管理者として、何が出来るのか、一時的でも和らぎが提供できるのか、今の間にしっかりと考えていきたい。

 

【職員採用向け「かつらぎ」紹介動画】
https://www.youtube.com/watch?v=AxMSZU-b-xk
(全編3分22秒)

 

かつらぎ