丘のうえから
介護仕様のグループホームでともに暮らす
平成29年5月22日
大阪府障害者福祉事業団には、高齢の方や重度重複障がいのある方であっても、安心して地域生活を送っていただけるよう、24時間支援員が常駐している法人所有の介護仕様のグループホームがあります。このグループホームは、車椅子の方にも使いやすいように、浴室やトイレはバリアフリーの構造となっています。
ワークさつきでも、10名定員の介護仕様のグループホームを1棟運営しています。発達障がいのある方、身体障がいを重複する方、高齢の方等、様々な支援を必要とされる方が入居されており、それぞれの利用者さんの特性に配慮した支援を行っています。
当事業団の介護仕様のグループホームは、日中事業所に併設しているところが大半ですが、ワークさつきのホームは、日中事業所から約4㎞離れています。そのため、情報の伝達や支援員の連携、職員の移動に少々時間がかかる等、苦労は絶えませんが、そこは職員のパワーと工夫でカバーしています。
グループホームを運営するに当たっては、地元地域との繋がりを大切にしたいと考えています。当ホームは、泉州地域にあり、だんじり祭りを見物したり、すぐ傍にある自衛隊駐屯地の創立祭や夏祭りなど、地元ならではのイベントに参加させてもらうのが、利用者の大きな楽しみとなっています。駐屯地では、ヘリコプターや戦車に触れたり、迫力のある実践訓練の見学など、貴重な体験をすることができます。
近年、介護仕様のグループホームのニーズはますます高くなっています。今後も、近隣住民の方のご理解とご協力をいただきながら地域との連携を大切にして、利用者の皆さんの想いに寄り添った支援に取り組んでまいります。
ワークさつき
チャレンジは人を育てる
平成29年5月8日
大阪府立稲スポーツセンターは、大阪府の指定管理を受け、障がい者を中心としたスポーツ及びレクリエーション事業と文化事業の2本柱に加えて貸館をメインの事業として運営しています。
利用する目的は個人によって違いがあるかと思いますが、技能習得・スキル向上・健康管理・体力向上・余暇活動がその目的ではないでしょうか。
何事にもチャレンジすることは、個々の生活の質を高めることにつながります。すなわち、意欲の向上が図られることにより、生活にメリハリが生まれ、活性化につながり自信という大きな財産を得ることとなるでしょう。その結果、自分自身が育っていくことはもちろんのこと、周囲の人を育てるという重要な役割を担うことができます。
是非ともスポーツ活動・文化活動にチャレンジしてみてください。
その際には迷わずに「稲スポーツセンター」をご指名いただければ幸いです。また、何にチャレンジしたらよいか困った時・迷った時も気軽にご相談ください。スタッフ一同、皆様のご利用を心よりお待ちしております。
なお、実施している事業については、当センターのページをご覧ください。
大阪府立稲スポーツセンター
オープンから1年が経ちました
平成29年4月24日
平成28年4月1日にこんごうが開所して1年が経ちました。去年の今頃は引っ越しの直後で、満開の桜を愛でる余裕がありませんでしたが、今年はつぼみの頃から開花を楽しみに、利用者の皆様と共に桜を眺める余裕がありました。振り返ると利用者様の笑顔に支えられた1年でした。
高等部を卒業し通所されている皆様も19歳になられ、社会人として大人びた表情を見せられるようになりました。今年度も「もっとやりたい」「しんどいけど頑張る」など、色々なことにチャレンジして、自信に満ちた明るい表情で毎日通所していただけるような事業所にしたいと考えています。
入所施設では、開所1年目は何より安全・安心な生活環境の提供、健康維持のためにより良いサービス提供を最優先に取り組みましたが、少し落ち着いた2年目は、バスツァーなど皆様が楽しみにされているイベントを実施したいと考えています。来年の今頃には、「よかったね、またね」と話題にしていただけるような出来事がいっぱいになるように努めます。
桜の花を見上げながら、昨年度お亡くなりになられた入所利用者様3名の方を思い出します。利用者様の高齢化が進むなか、ますます職員の介護技術の向上と、細やかな異変に気づき、対応する力が求められています。「健康寿命をより長く」を合言葉に、職員同士で前向きに、明るく、わいわい言いながら教えあい試行錯誤し、育ちあえる職場にしたいと思います。
こんごう