丘のうえから
新きらら発進!
平成29年2月20日
最初にきららの建替えについて耳にしたのは3年前でした。当時のきららはハプニングが続発していました。エレベーターの故障では部品が廃番となり完全な修理は不可能と宣言されました。真夏にエアコンが停止した時は扇風機をかき集め、真冬の故障ではストーブを借りて寒さをしのいだことも、今となれば楽しい思い出話です。そんな時に聞いた建替え計画に私たちは理屈抜きに喜びました。しかし、建替え期間中、稼働中の事業を別の場所に移して継続させることは予想を遥かに超える作業でした。私たちは5箇所に分散し不慣れな場所で事業を実施しながら、新きららについても考えました。
そしていよいよ私たちの想いが詰まった新きららが完成します。今の心境を例えると、南の海に沈んだ戦艦大和を最新テクノロジーで蘇らせ、全人類を救う為に宇宙の彼方をめざすアニメ『宇宙戦艦ヤマト』。ヤマトが宇宙にむけて旅立つ正にその時、沖田艦長が「ヤマト発進!」と乗組員を鼓舞したように、今こそみんなで「きらら発進!」と声を合わせ、全人類とは言わないまでも、きららを必要とされている方々の期待に応えたいと思います。
地域生活総合支援センターきらら
地域のセーフティーネットとして
平成29年2月6日
地域生活総合支援センターいまは、平成28年4月1日守口市に開所しました。
利用者一人ひとりの“今”を大切にし、家族だんらんの場である“居間”のように、利用者が集まり、和やかに過ごせる事業所を職員一同が目指して業務を行っています。
生活介護の定員は40名、放課後等デイサービスの定員は10名、共同生活援助の定員は30名です。また、相談支援事業も行っています。
短期入所は定員10名で平成29年度以降に受け入れを開始する予定です。
平成28年12月28日、守口市との「災害発生時における福祉避難所の開設及び運営に関する協定」の締結式が守口市長、久保田常務理事出席のもと行われました。
守口市で第1号となる福祉避難所として今後、地域の障がい児・者等が安心して避難できるスペースを確保し、地域のセーフティネットの役割を果たしたいと思います。
地域生活総合支援センターいま
すくよか 開設10年を迎えて
平成29年1月30日
10年目を迎えたすくよかでは、1歳から72歳という幅広い年齢層の方々に「医療と福祉の融合」をコンセプトに支援を提供しています。きた棟は行動障がいなどの特別な支援が必要な人たちを、みなみ棟は医療ケアが常時必要な人たちを、それぞれ中心に、生活に即した支援を提供し、健やかな心身の成長発達を支援する施設を目指して運営しています。10年の流れの中で、これまでも施設運営に関する施策の見直しがありましたが、最近「重症心身障害児者施設における児者一体運用の特例措置」について、即ち「療養介護における重症心身障害者の療育活動についての質の向上」がクローズアップされています。すくよかでも、重度高齢化に伴う様態の変化に対応するために、ハード面の整備として設備改善を計画し着手していますが、その一方で、その人らしくいきいきと生きることができるように、福祉・医療・教育の専門的なサービスを総合的に提供することを基本方針に据え日中活動の充実に取り組んできました。音楽療法担当者によるプログラム提供、きた棟では療育棟を中心にTEACCHモデルを活用した自立活動を、みなみ棟ではレクリエーションやリハビリテーションを通じたリラクゼーションの増進・QOLの向上、といった取り組みを実施してきましたが、今後一層の充実、質の向上に努めます。
すくよか