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丘のうえから

10周年の節目に…

平成28年3月7日

 『じょぶライフだいせん』は 次年度で10周年を迎えます。

 じょぶ=働くこと(その人らしい社会活動)を応援すること、ライフ=その人らしい暮らしを見守り支えること、だいせん=地域社会に根ざしたその人らしい暮らしや交流の機会を提供すること・繋ぐこと、といった想いを込めて名付けられています。

 『じょぶライフだいせん』では、施設入所支援・生活介護・短期入所・就労移行支援・ジョブコーチ・共同生活援助・相談支援の合計7つの事業を運営しています。開設より10年近くなることから、利用者の状態像やニーズも多岐・多様化してきました。様々な想いに寄り添って、必要な支援が適切にできるように、スタッフのスキルアップや連携の力が一層求められています。

 より良いサービスを届けること…。それには、まずスタッフが元気で前向きに活性化することが必要です。その環境づくりを強化することが急務です。学ぶ・交流する・高める・発信する…といった事業運営・事業所の環境を整えていきたいと思っています。

 利用者の声を聴き、選択や自己決定を尊重することを大切にして、まずは、スタッフ同士が尊重し合い、事業者がスタッフを敬う環境を整備したい。取り組みを通じて、過ごす・働く心地よさ、快適で安心・笑顔が触れ合う空間、夢を達成させること、よい目標を持ちあうこと、助け合うこと、知恵を寄せ合うこと…等が高まることをイメージしながら、まずは、楽しく学ぶ取組みを少しずつ始めよう。ご利用者・ご家族・支援者・地域で一体感をもてるようなものを10周年の節目に…。いま計画を立てているところです。

じょぶライフだいせん


地域の事業所としてできること

平成28年2月29日

 私たちの事業所は5年目を迎え、昨年の11月には、事業所から徒歩で10分程度のところにある南茨木多世代交流センター内に、新たにこども発達支援センター風を開所しました。

 この事業は茨木市から受託し、茨木市に在住する発達障がい等の児童及びその家族を対象に、特性に応じた個別やグループによる専門療育と家族向けの研修や育児に困っている方を対象に集える場の提供を行っています。

 また、事業所の敷地内では、念願の事務所増築工事が始まり、日々景色が変わっています。4月以降には相談支援事業と共同生活援助事業の事務所が移転することになります。

 特に相談支援事業を利用される方にとっては安心して相談していただける環境となり、職員も期待しています。また、共同生活援助事業の利用者の皆さんも、気軽に事務所を訪問していただけるようになります。

 最後になりましたが、就労継続支援B型の事業では、自主生産品の第1号として、シフォンケーキの製造販売を始めました。現在は限られた場所での販売となっていますが、今後はみなさんのティータイムのお供になれるよう目指していきます。

地域生活総合支援センターあい


新たな環境で・・

平成28年2月22日

 くすのき寮の生活介護は、生活棟をもとにした5つのグループで活動しています。利用者それぞれに「これは好き」「ここが好き」と好みの活動メニューや空間があります。

 歩行や体操、音楽、糸くり作業、畑作業、刺繍やちぎり絵、職員手作りのゲームなど様々に組み合わせ、プログラムを提供しています。お話の会、絵画、ハンドベル演奏などボランティアの方にも多く来ていただいています。畑作業では、ちょっとしたスペースを利用して花や野菜を育てています。除草作業や水やりをしながら「きれいだな」「大きくなったなー」と成長を見守り、収穫した野菜は昼食に添えていただきます。

 今、事業団では新しい施設やグループホームの建設が急ピッチで進んでいます。くすのき寮利用者も来年度、再来年度には、全員がグループホームや新規施設に移行されます。それぞれが安心して新しい生活に移れるよう、好みのプログラムや支援のノウハウなど移行先の職員としっかりと情報交換したいと考えます。

 新しい環境で、少し緊張しながらも生き生きと活動する一人ひとりの姿を思い浮かべ、その一角に季節の草花や野菜が顔を出していたら楽しいだろうなと想像しているところです。

くすのき寮