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丘のうえから

「仲間とともに」

令和3年6月7日

 

 

 新年度を迎え、早三月目を迎えました。例年のごとく今年も職員の異動があり、「にじょう」を離れる者、迎える者、今年は7人の採用・異動がありました。内2名が新卒者で、新規採用者は計4名です。また、異動による者1名。所内異動者が1名。OBの再任用が1名で、例年になく

入れ替わりの多い年になりました。「丘のうえから」4月号の事務局長の文書にも、『全ての道は「ヒト」に通ず』とありました。その第一線の場はまさしく支援の現場ではないかと思います。いくら良い人材を採用しても、その人が ❝光り輝くか、曇り濁っていくか❝は、配属先の対応一つかと思います。

 「ここで仕事がしたい」、「先輩のように成りたい」「あんなことがしたい」「こんなことにチャレンジしたい」等々、「前向きに、笑顔で長きにわたりここで仕事がしたい」と思ってもらえるよう我々先輩職員がよき手本となり、若い世代が大きく光り輝き成長してもらえるようにと願います。

 まず、『利用者さんに喜んでもらえる仕事をしよう。喜んでもらえる仕事は、良い仕事です。良い仕事は職員を前向きにします。前向きな職員

集団は組織を活性化します。活性化した職員集団は強くなります。強い職員集団はよい仕事をします。良い仕事は利用者さんに喜んでもらえます。』

 コロナ感染対応で暗く我慢の日々ですが、少しでも利用者の皆さんに喜んでもらえる仕事を職員87名一丸となって取り組みたいと思います。どうぞ応援をよろしくお願いします。

 

 

二つの写真は、利用者の皆様の習字教室の作品の一部で、施設の廊下に展示させていただいています。 

 

 

 

 

 

にじょう


青天を優雅に泳ぐ鯉のぼり 緊急事態宣言の中で

令和3年5月24日

 

 

 この原稿を書いている4月下旬、大阪府には東京都、兵庫県、京都府と共に、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるために3回目の「緊急事態宣言」が発令されました。これにより多くのイベントが中止になり、富田林の石川河川敷で毎年4月中旬から5月にかけて多くの鯉のぼりが立ち並ぶ鯉のぼりあげの行事も今年度は中止になってしまいました。

 そんな中、しいのき寮前のグラウンドでは、今年度も例年通り鯉のぼりをあげることができました。

 鯉のぼりは、江戸時代、武家で始まった端午の節句に子どもたちの健やかな成長を願って家庭の庭先に飾る鯉の形を模して作った幟(のぼり)から始まったとされています。

 緊急事態宣言の中、子どもたちは、外出の行事等も中止になり、保護者との面会等も我慢しなくてはならない日々が続いていますが、それでも元気いっぱい暮らしています。

 晩春の青天の中を優雅に泳ぐ鯉のぼりを眺めながら、子どもたちがコロナの感染を気にすることなく自由にのびのびと活動できる日が一日も早く訪れることを願いました。

 

 

(2021年 しいのき寮前)       (2018年 石川河川敷)

 

しいのき寮


「こども発達支援課」が誕生しました

令和3年5月10日

 

 

 この4月、こんごう福祉センター内に新しい組織「こども発達支援課」が誕生しました。“誕生”と言っても、新しい建物ができたわけでもなく、新たな事業が増えたわけでもありません。これまで各拠点事業所の中で療育事業を行ってきた「青空」や「風」、「Sun」、「mum」、「GO!」の5つの事業所が、それぞれの拠点事業所から抜け出して「こども発達支援課」という一つの組織としてまとめられ、新たなスタートを切ったという訳です。そして、このこども発達支援課の事務局的役割を、同じ子どもたちの支援を行っているすぎのき寮に担ってもらうこととなりました。

 それぞれの事業所の所在地が、北は「箕面市」や「茨木市」、南は「富田林市」に「河内長野市」、「大阪狭山市」と離れ離れになっていて、同じ課の職員同士で集まることも難しい状況ですが、今流行りのオンライン会議も組み込みながら情報の共有を図っていければと思っています。

 まだまだ歩き出したばかりで、これまで通りの事業をこなせるように整理するのに追われている状態ではありますが、5つの事業所が一つになることで、これまで子どもたちの支援でできなかった何かを、少しずつでも実現させていきたいと考えています。

 

 

こども発達支援課