丘のうえから
ある夏の一日
令和6年8月26日
『かんなびのさと』の一大イベント『夏祭り』が7月26日に行われました。数日、いや数カ月前から「夏祭りいつ?」「踊りの練習はまだか?」と日々待ち望んでおられるご利用者の姿から、このイベントの意義をひしひしと感じました。
祭りの数日前から、踊りの練習が始まり、館内のあちらこちらに提灯等の飾り付けがされると、いよいよ本番が近づいてきたという実感で館内の雰囲気は一気に盛り上がります。
さて当日はというと、昨年度の反省点を踏まえ、利用者の皆さんが扱いやすいように改良されたスマートボールに、特浴室もバージョンアップされスリル満点のお化け屋敷に。そして地域のボランティアの方や退職した職員の方々が駆けつけ利用者の皆さんと一緒に踊ったり、歌ったり、太鼓を叩いたりと大いに盛り上がりました。
こうして多くの皆様に支えられ、今年の夏も利用者の皆様の心に残る一日となったようでした。
ご協力いただいた皆様に感謝です!
特別養護老人ホーム かんなびのさと
より健康で、より快適な職場を目指して
令和6年8月13日
こんにちは。職員の健康支援を担当しています、当法人の保健師です。
職員の健康づくりの基軸となる「定期健康診断」が、つい先日終わりました!
定期健康診断は正規職員だけでなく非正規職員の皆さんも含めた全職員を対象とし、受診率100%をめざしています。
そして診断の結果、精密検査等が必要となった際には、専門医療機関を受診していただけるよう上司や産業医・保健師から声かけを行うなど、健康診断を受けただけにせず、病気の早期発見・早期治療につながるよう取り組んでいます。
毎年、「(病気が)早く見つかってよかった!」というお声をいただいております。嬉しい限りです♪
また、病気にならないように予防活動にも力を入れていければと思っています。
利用者さんに寄り添った支援をするためには、職員が身体も心も健康であることはとても大切だと日々感じています。事業所が大阪府内に点在しているので、足並みをそろえて取り組むのが難しいこともありますが、どの事業所でも、職員の皆さんがより健康で、快適な職場環境で働けるよう一歩ずつ前に進んでいければと思います。
今年のこんごう福祉センターの健康診断の様子です↓今年は、待ち時間に健康クイズで健康知識のレベルアップ!
法人事務局 総務課
七夕の夜に あなたの物語が、ほんとうのさいわい でありますように
おんどでは今年も、利用者皆様の色とりどりの願いがこもった短冊を、飾りました。
「〜が欲しい・どこどこへ行きたい」といったものから、「誰々に会いたい」「誰々が健康で元気でありますように」といった家族親族などへの思いが綴られていました。
夏風にサワサワゆらめく笹飾り、七夕・天の川、流れ星、織姫・彦星、夏浴衣、夕立にさえ人はロマンチックな物語を想像してきました。
同じく利用者様も職員も、「共に日々の生活の中で、その人なりの物語を綴っているんやなあ」と、ふと猛暑の中、涼しげにサワサワゆれる短冊と笹を見て感じました。
そんな、その人なりのナラティブ(物語・語り)を受け取る感性と夏夜のロマンチックな風情を思い起こさせてくれる児童書3点があります。
「おこだでませんように」 作 くすのき しげのり 絵 石井 聖岳(きよたか)
☆ 気づけば、怒ってばかりでないですか?
「あらいぐまのせんたくもの」作 大久保 雨咲(うさぎ)絵 相野谷 由起
☆ 「かなシミ」は、どうやってせんたくしますか?
「銀河鉄道の夜」 作 宮沢 賢治
☆ 銀河の祭りの夜 ほんとうのさいわい を考える少年たち
幻想銀河と賢治のピュアな思いを静夜にどうぞ
いずれも 登場人物それぞれのナラティブと言語外の環境や全体的な関係性のとらえ方を読者それぞれに考えさせる作品です。
七夕に限らず、おんど利用者の他の作品にも同じようにその人なりのナラティブが表現されていると感じます。一部ではありますが、おんどの利用者の作品を紹介させていただきます。
少し立ち止まり、その人のナラティブに思いをよせる。そういった時間も大切にしていきたいと思います。
地域生活総合支援センターおんど所長