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丘のうえから

さをり織り教室はじまりました!

令和5年12月4日

 

 

 今年度より、にじょうでは、毎月3回、月曜日にさをり織りの先生が来てくださっています。

 新型コロナウイルス感染症が5類に移行してからは、ユニットの垣根を超え男性利用者4名と女性利用者3名、旧職能作業課でさをり織りに携わっていた職員から初めてさをり織りに触れる職員まで、ともに教えていただいているところです。

 また7月末に生活介護担当職員が、さをり織りの指導者研修に参加し、縦糸の成型や織り、ベストの仕立てを学びました。その時には、事業団でのさをり織りへの取り組みの経緯をご存知である「さをり織りひろば本部」の方より、また新しい事業所で始めることについて大歓迎を受けました。

 先達の方々のご指導を仰ぎつつ、ともに力を合わせてより良い作品につながるようにがんばっています。

 みなさまに販売できるような商品ができたあかつきには、にじょう製品をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

にじょう

 


― 実り ―

令和5年11月20日

 

 

 今年も残りわずかとなりました。新型コロナウイルスが5類に引き下げられたことを受け、久しぶりの帰宅や御家族との対面での面会も始まっています。以前の日常を取り戻しつつある、かつらぎでの日々の行事・取り組みなどをご紹介します。

 あおいユニットでは夏祭りで流しそうめん・スイカ割りを行いました。流しそうめんに使用した台は、職員が竹を一から加工して準備した力作です。普段味わうことのできない屋外での食事に、利用者の方々も新鮮な体験ができたと感じています。スイカ割りも好評で、おやつの時間に提供しました。

 かつらぎも設立から7年。今年も個性あふれる面々が入職しました。今年度は新職を中心に、施設長や様々な年代の職員で構成される『お話会』を毎月開催し、利用者の思い出に残るイベントを企画するために意見を出し合っています。この会議は新職メンバー同士の横のつながりを深め、所属の垣根をこえた職員同士の交流を深める場にもなっており、職員たちにとって貴重な活動となっています。

 現在は昨年開催できなかった『かつらぎ祭り』の開催に向け、一生懸命準備を進めています。今後のかつらぎにご期待ください!!

 

 

かつらぎ


「こども発達支援センターSunにおける超早期介入プログラム(ESDM)を参考にした支援」

令和5年11月6日

 

 

 こども発達支援センターSun(さん)は、発達障がいの診断を受けたお子さんや発達のサポートが必要なお子さんとそのご家族を対象として、特性に合わせた療育とご家族への支援を行うとともに地域で安心して生活できるために幼稚園や保育所等の関係者への研修、啓発を行っています。

 近年、乳幼児検診などで、発達が気になるお子さんが早期に発見されるようになり、療育に来られるお子さんも2、3歳の幼児が増えてきました。そこでSunは「超早期介入プログラム(ESDM)※」を参考にした支援を2018年よりとりいれています。

ESDMは、人よりも物への興味が強い自閉スペクトラム症のお子さんに近年の脳科学に基づいて開発された指導法です。2歳前に療育を開始したお子さんの知力や発達の急速な伸びや自閉症上の特徴の軽減も報告されています。

 療育では、担当のスタッフとお子さんが1対1で関りを学んでいます。毎回、運動遊び、リズム遊び、絵本などスタッフがお子さんの(視線の)スポットライトの中に入れるよう工夫し、またその様子をご家族の方に見ていただきながら目的や方法をお伝えしています。

 ご家族がアプローチの方法を学び、毎日の生活の中でお子さんへの関りにとりいれていただくことで、人への興味が広がったお子さんには目覚ましい成長が見られます。そして、私たちは小さな成長を見逃すことなくご家族と喜びを日々共有しています。

 年齢の低いお子さんは、今から学ぶことがたくさんあります。学ぶための興味関心や人との関係を築いていく中で、模倣やコミュニケーションの基礎を学び、社会的発達と遊びの領域で発達を促進することが超早期療育の目的です。

 

※ESDM:Early Start Denver Modelの略

  

 

 

こども発達支援課