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丘のうえから

撤去工事跡に思う

令和元年5月6日

こんごう福祉センターの再編整備が進み、構内には新しくきれいな施設が立ち並んでいます。この十数年で、こんごう福祉センター内の様子は大きく様変わりしています。近代的で便利な設備を備えた新しい施設を見るたびに、昂揚感とともに時代の変化も感じます。新しい施設ができるということは、一方で役目を終える施設もあるということです。平成30年度は役目を終えた施設のうち、旧もみのき寮・ひのき寮・かしのき寮等の撤去工事が実施されました。使われなくなった建物は痛みも早く、安全管理、防犯上の観点からも撤去は大事なことなのです。

撤去工事が完了した今年3月、改めて撤去跡地に足を運んだ時には思わず「ない!何もない!」と心の中で叫びました。建物たちは完全に姿を消し、広大な更地となりました。件の各寮の在りし日の姿を知っている職員も少なくなっている今日この頃ですが、約50年に及ぶ各寮での営みは、そこに関わった方全ての思い出の中に生き続けるのだと思います。

 

かしのき寮跡地                  ひのき寮跡地

もみのき寮跡地

事業課


新たな気持ちで・・・

                                                            平成31年4月30日

4月に入り、5月からの新元号「令和」が発表され、新たな気持ちで新年度を迎えることが出来ました。

事業団の再編整備計画も、和泉市に開設した「しろくま」整備グループホームをもって終了しました。

ワークくみのきはこの地に移転してから3年が経過し、今後もいつの時代になろうとも、また過去からも問い続けられている支援の向上と、職員の人材育成に努めなくてはならないと思います。


さらに、利用者の様態もますます高齢化、重度化していくなか、障がい特性やライフステージに合わせた事業所運営と、利用者の生活の質の向上を図るため、個々に合わせた支援の内容を充実させ、また如何にして深めることができるかを日々職員間で議論しています。
その前向きで真摯な議論を続け実践することが、利用者支援を行う上での生活の質の向上であり、OJTを含めた人材育成に繋がると考えます。
今年度もワークくみのき職員一同、利用者の日々の生活を大切にする支援を心掛けていきたいと思います。

 

就労継続B型 軽作業班の作業風景


     就労継続B型 FW班 公園清掃        就労継続B型 製菓班の作業風景


  生活介護 ワークくみのき前 西除川沿いの桜並木の散歩     就労継続B型 さやま池まつりでのクッキー販売

 

地域生活総合支援センター ワークくみのき


新しい時代の幕開け Change! Challenge!!

平成31年4月15日

 平成31年4月1日、新しい元号「令和(れいわ)」が発表されました。4月30日には天皇陛下が御退位され、翌5月1日には皇太子殿下が御即位され、日本が新たな時代を迎えます。

 当法人も設立から50周年を迎え、奇しくも時期を同じくして府からの財政的援助によらない完全自立民営化、府立金剛コロニー再編整備の完了という大きな節目を迎えています。

 昨年度は、法人として長期的、安定的に持続した運営を行っていくためには、経営基盤の安定が不可欠との思いから各事業所の収支改善に積極的に取り組みました。結果全ての自主運営事業所が減価償却後黒字を達成する見込みです。このことは、全ての職員の日々の努力の積み重ねの賜物です。

 「経営の安定→職員の待遇改善→モチベーションの向上→サービスの質の向上→利用者の満足度の向上→更なる経営基盤の安定化へ」と繋がる正のスパイラル(循環)を作り出し、新たな時代により豊かな福祉社会の実現へ向けて、これからも変革(Change)と挑戦(Challenge)を続けます。

 

法人事務局 事務局長
宮脇 章二郎