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丘のうえから

みんなで歌って踊ろう!

平成31年3月4日

 こんごうでは、音楽専任支援員がおり、入所施設の3ユニットと通所生活介護事業の日中活動で週1回の音楽プログラムを提供しています。1回60分のセッションで、季節ごとの歌や手遊びから始まり、大好きな十八番の歌を一人ひとり披露します。また、嚥下機能を高める「あいうべ体操」やユニークな振り付けで体を動かす「ラーメン体操」、恋ダンスなど、心も体も暖かくなるプログラムです。時にはユニット職員によるギターやバンジョー(アメリカ生まれの楽器)などの特技を披露する場面もあります。

 他にも音楽プログラムの合間に、火曜日の朝は生ピアノ演奏、昼には利用者全員での「歌おう会」があります。歌おう会は、各々が好きな曲のCDをもちよって歌い踊る、一人ひとりがスター★になる舞台です。昭和歌謡や童謡、AKB48や嵐の曲など色々な歌が聞けて懐かしくもあり、「この方がこの歌を・・・」と感心し、心おどる、あっという間の90分です。

 お祭りなど行事の折は、ごんごうのご当地アイドル、還暦越え職員集団「カンレキーズ」も活躍中。ぜひ一度こんごうへおいでください。

     

こんごう


ペアレント・トレーニング

平成31年2月18日

 こども発達支援センター風(以下、「風」)は、茨木市の発達障がいの子どもを対象に個別療育や集団療育を実施し、また発達障がいを広く知ってもらうための啓発等を行っています。その一環として、風の療育利用者向けと茨木市民向けにペアレント・トレーニングを実施しています。
 ペアレント・トレーニングは、知的障がいや自閉症などの発達障がいの子どもをもつご家族を対象に、支援機関が提供する療育に基づいた関わりを家庭でも行うことができることを目的として、1960年代にアメリカで開発されたプログラムです。日本では子どもの療育機会が十分に行き渡っていなかった背景から、ご家族の日常生活での困り感を軽減するためのプログラムとして取り入れられました。また、現在では、発達障がいだけでなく、虐待を受けた子どもなどに対応したツールが開発されるなど対象が広がっています。

 風では、発達が気になるお子さんのご家族を対象に、全5回の短縮版で実施しました。お子さんへの関わり方や伝え方のコツなどをお伝えし、ご家庭で実際に取組んでもらった後、ロールプレイや宿題の成果を発表してもらいました。
 実際に取組んでみた感想を療育利用者のご家族から聞くことができました。「今まで、子どもに対して投げやりな言い方が多かったけれど、どう伝えればいいのか考えるようになった。」「対応するときに余裕ができた。」「子どもが楽しそうにしており、自分も楽しく関わることができるようになった。」など、お子さんとのやり取りが前向きになっている様子が療育を通して感じることができています。
 
 ペアレント・トレーニングは子どもの良いところを見つけることが大切です。療育を進めていく上で、私たち支援者も子どもたちの良いところを見つけて、たくさんほめていきたいと思います。
  

地域生活総合支援センターあい


ふるさと 甘南備(かんなび)

平成31年2月4日

 当事業団は今年、法人設立50年を迎えます。設立当初20歳で入所された利用者は、今や70歳の高齢者になられています。

 平成15年頃より入所施設から地域生活への移行を進める一方で、高齢者施設の整備も同時に検討され、平成20年に特別養護老人ホームかんなびのさとが誕生しました。

 早くに地域生活へ移行し、グループホームでの生活・企業での就労・旅行やサークル活動等、地域での生活を満喫されてきた利用者も加齢と心身機能の低下により、介護を必要とする方が増えてきています。かんなびのさとは、そのような方々が若き日を過ごされたこの地に安心して戻ってこられる場所として大きな役割を果たしていると改めて感じます。
 昔馴染みの利用者や職員と再会したり、緑いっぱいで自然広がる想い出のたくさんつまった場所に帰ってきたと安堵される利用者やご家族の姿を目にした時、いつもこう思うのです。やはりここ「甘南備(かんなび)」はご利用者みなさまの「ふるさと」なんだと・・・。

かんなびのさと