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丘のうえから

♡地域に愛され選ばれる事業所へ♡

令和元年6月10日

 

 泉大津市にあるワークさつきは、生活介護、就労継続支援B型、共同生活援助の3つの事業を柱とする多機能型事業所です。泉大津駅より徒歩5分、近隣には市役所、警察署、郵便局と立地条件に恵まれています。また秋にはだんじりの『かちあい』が目の前で見られるなど、地域の文化にも関われる場所にあります。当該市は地形も起伏が少ないうえ、都心や関空へのアクセスもし易く、住みやすい街です。伝統のだんじり文化も根強く残っており、それが地域の活性化に繋がっているように感じます。

 現在ワークさつきには、泉大津市内に点在するグループホームの他に、和泉市に整備型グループホームが2か所あり、それぞれ10人の方が利用されています。

 生活介護は、近隣の協力医療機関との医療連携だけでなく、看護師を手厚く配置しており、入浴支援、食事支援等、利用者のペースに合わせたプログラム支援に取り組んでいます。

 就労継続支援B型は平成30年障害福祉サービス等の報酬改定により、前年度の利用者の平均工賃の実績に応じ、事業所への基本報酬が決定することとなり、加えて、一部加算の廃止により、運営状況はかなり厳しい状況となっています。これは、他事業所でも同様のことが起こっており、中には閉業を余儀なくされるところもあるようです。そのため、本来は利用者本人が作業を行いその工賃収入を得るところを結果的には支援者のマンパワーにより作業をこなし、正に本末転倒と言わざるを得ない状況に陥っているところも少なくないようです。

 何よりも事業は利用者がいなければ成り立たず、未来にもつながりません。

ゆえに工賃収入を上げる為、我々支援者は、まず旧態依然の考えから立ち止まり、新たな手立てやアイディアを、時流やニーズを鑑みながら生み出す必要があります。それには支援者個々のスキルアップや育成は不可欠であると思います。その一端として、昨年度から当法人が立ち上げたオリジナルブランド”TOMONI”これをめ、今後も法人としての取り組みを検討していくことも重要であると考えます。先日、ワークさつきでは泉大津市のふれあいフェスタでワークさつき製TOMONIコースターを販売しました。昨年度はだんじりとのコラボも果たし、地域への新たな発信源としての可能性を感じています。就労継続支援B型に限らず、ワークさつきでは今後も事業の在り方の再検討だけでなく、「地域に愛され選ばれる事業所」を目指して職員一丸となって取り組んでいきたいと思っています。

                                                              

                                                                                                                                             

 ワークさつき


「高工賃を目指し、一人ひとりのQOLを高める」×支援センターあい

令和元年5月20日

 

 地域生活総合支援センターあいの就労継続支援B型では、軽作業・清掃作業・自主製品(シフォンケーキ)の三本柱の作業種目に取組み、29年度の平均工賃6,600円から30年度は平均工賃11,000円にアップすることができました。しかし、全国の平均工賃が約15,000円と、まだまだ追いついていないのが現状です。今年度も、利用者の方の自立生活に少しでも資するよう、さらに工賃を増やす努力をしていきたいと考えています。

 昨年度の就労継続支援B型の目標は、利用者の皆様に成功体験を積み重ねて自信につながる支援と、さまざまな経験ができてチャレンジしながら豊かな生活を目指すことに取り組みました。今年度の目標は、「日中活動の場」から「働く場」へのパラダイムの転換を利用者の皆様と一緒に目指していきたいと思います。利用者の方が日々やりがいや誇りを持って取り組める環境、チャンスやチャレンジの機会があり自身の成長が実感できる、仲間と協力して進める等、このような職場づくりに努めることで、一人ひとりのQOL【Quality of Life(生活の質)】を高めていき、利用者満足度(サービスの質)を高めていきたいと思います。                                          

 

 

  

 

 

地域生活総合支援センター あい


撤去工事跡に思う

令和元年5月6日

こんごう福祉センターの再編整備が進み、構内には新しくきれいな施設が立ち並んでいます。この十数年で、こんごう福祉センター内の様子は大きく様変わりしています。近代的で便利な設備を備えた新しい施設を見るたびに、昂揚感とともに時代の変化も感じます。新しい施設ができるということは、一方で役目を終える施設もあるということです。平成30年度は役目を終えた施設のうち、旧もみのき寮・ひのき寮・かしのき寮等の撤去工事が実施されました。使われなくなった建物は痛みも早く、安全管理、防犯上の観点からも撤去は大事なことなのです。

撤去工事が完了した今年3月、改めて撤去跡地に足を運んだ時には思わず「ない!何もない!」と心の中で叫びました。建物たちは完全に姿を消し、広大な更地となりました。件の各寮の在りし日の姿を知っている職員も少なくなっている今日この頃ですが、約50年に及ぶ各寮での営みは、そこに関わった方全ての思い出の中に生き続けるのだと思います。

 

かしのき寮跡地                  ひのき寮跡地

もみのき寮跡地

事業課