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丘のうえから

新しい門出 新科目“グリーンハーベスト科”がスタートします

平成30年2月26日

 大阪INA職業支援センターは、知的障がいのある方を対象とした職業訓練施設です。

 平成7年に箕面市でスタートし、これまでパン菓子製造科と園芸科の2つの科目で専門知識・技能の習得と、職業準備性(働くために必要な基礎的な力)の強化に取り組んできました。

 今年度も、間もなく3月20日に第23期生が修了式を迎えます。訓練生たちが、それぞれの就職先や進路で、元気に活躍してくれることを願ってやみません。

 大阪INA職業支援センターも後押しできるよう、職場への定着をサポートしていきます。

 さて、この春4月13日に、新しい職業訓練科目“グリーンハーベスト科”が定員5人でスタートします。ここでは農業に関する知識・技能を学び、同時に就職するための職業準備性の強化に取り組みます。自然豊かな環境の中で農産物を育て収穫する喜びを味わいながら、就労意欲やコミュニケーション力、社会人としての意識を高める訓練を提供していきます。

 また、国や大阪府では、農業と福祉が連携して障がい者が活躍する場を創り、同時に農業も活性化できるようにと、農福連携の取り組みを進めています。

 グリーンハーベスト科は法人事務局がある、富田林市のこんごう福祉センター内に開設します。富田林市は農業が盛んな地でもあるので、ゆくゆくは地域の農業関係の方々との交流ができればと思っています。

 新しい“グリーンハーベスト科”をよろしくお願いします。

大阪INA職業支援センター

(障がい者職業能力開発施設)


ようこそ!くみのきカフェへ!

平成30年2月13日

ドリンクメニューくみのき 就労継続支援B型 製菓班の活動の一つをご紹介します。

 障害者支援施設 こんごうにお声をかけていただき、昨年の6月より月1回ペースでその名も「こんごうカフェ」と称し、こんごうに出張しての喫茶営業をしています。

1枚1枚成型し、まさしく手作りで焼き上げた、くみっきーと豆から挽いてじっくりと煎れたコーヒーやソフトドリンクを注文に応じお出ししています。

「注文とってきます。」「食器下げて来ます。」「いらっしゃいませ。」「ありがとうございました。」と製菓班メンバーの生き生きとした声に交じって、「ありがとう、クッキーおいしかったわ。また、来てやー。」「オレンジジュース、良かった。」など、お客様からの声に、ますます頑張って働くメンバーの姿があります。

「緊張するけど、こんごうカフェやってみたい。行きたい。」という、製菓班メンバーの声が多く、10月からは障害者支援施設にじょうにも出張での「にじょうカフェ」を営業させて頂いています。

 このベースには平成28年3月末まで、狭山池博物館内で営業していたカフェテリア アンドゥでの、ノウハウと経験が引き継がれています。接客という1つの仕事の中に、相手のことを思って準備をする、丁寧な受け答えで注文を取り給仕する、接客の挨拶を忘れずする、商品や道具を大切に扱う、商品数やお金の管理もしっかりするなど、複数の仕事内容を要求されます。

 そこには少し高めのハードルを飛び越えたような達成感があるのでしょう。

 利用者の皆様それぞれの小さな成功体験を大切にしながら、職員も共に学んで生きたいと思います。

くみのき①くみのき②くみのき③

  *くみのきカフェでは、クッキー(100円or 200円) ドリンク 100円で

   ご提供しています。

  *箱詰め、贈答クッキーなどご注文・ご予約も、うけたまわっております。

     お電話にて、072-368-8550 まで、お気軽にお問い合わせください。

 

地域生活総合支援センター ワークくみのき


「18歳の春」を迎えます

平成30年1月22日

 今春、しいのき寮では7名(男性5名、女性2名)が、支援学校高等部を卒業して「18歳の春」を迎えます。ご卒業、おめでとうございます。進路は、2名が生活訓練施設、1名が成人施設、4名がグループホームをめざしています。卒業生の皆様は、将来の生活に不安があると思いますので、関係機関が協力してサポートします。一般就労をめざす人は企業実習をします。グループホームを希望する人は、自活訓練棟を利用して訓練します。さらに、めざすところへの見学や体験利用を通して、進路先を決めていきます。この1年間色々な取り組みを行い、大きな決断をしていかなければならないのは、本人にとって本当に大変なことだと思います。選択肢はそれほど多くありませんが、自分で決める体験、経験が自信につながることを信じています。これから地域生活を歩み始めるしいのき寮の子どもたちが、のびのびと成長することを願っています。

しいのき寮