丘のうえから
まもなく修了式を迎えます
令和4年3月7日
大阪INA職業支援センターでは、知的障がいのある方の職業訓練を行っています。
昨年の4月に入校された第27期生23名の訓練生の皆さんは、この3月18日をもって訓練を修了されます。本来であれば、来賓やご家族の皆様をお招きして盛大に修了式を行うのですが、新型コロナウイルス感染予防のため、今年も3つの科目に分かれ、訓練生と職員だけで、こぢんまりとささやかに行うことになりました。
就職を目指してINAに入校された皆さんは、「挨拶や返事をすること」から始まり、「仕事に集中すること」「的確に報告や相談をすること」「任された仕事を責任持ってやりきること」と少しずつ取り組む内容のレベルを上げながら、一生懸命職業訓練に取り組んで来られました。この間、訓練生の皆さんと職員は本当に多くの時間を話し合いに費やしました。自分自身のこと、訓練のこと、社会のこと、人との関係のことなど、たくさん話し合うことで理解し、納得し、自分で決める経験を積みました。
これから先も、うれしいことや困ったことなど、いろいろな体験を重ねていくことになるでしょうが、特に困ったときには、INAで経験した相談すること、話し合うことの大切さを思い出し、未来へ歩んでいっていただきたいと思います。
みなさんの今後のご活躍をお祈りします。
大阪INA職業支援センター
かんなびのさとが次に目指すもの
令和4年2月21日
コロナウィルスが猛威を振るう以前から人員確保には苦労してきましたが、オミクロン株の感染力はすさまじく、濃厚接触者になった職員の自宅待機対応のため、シフトのやりくりに担当者は頭を抱えています。
このような状況で、ひしひしと思うのは、介護の仕事は一定の知識・経験・技術がないと出来ない仕事であるがゆえに、代替補充が容易ではないということです。「何とかせなあかんなぁ」と頭の中を常にぐるぐると回っており、たどり着いたのが、ICT等介護機器を本格的に導入しよう、と。機器を導入することで、介護の質にばらつきが出ない、データが蓄積され支援の根拠になる、きつい・しんどい仕事からスマートな仕事へイメージアップが期待できる、職員も長く働いてもらえる…等々、良いことが多い気がしてニヤニヤしてきます。と同時に、介護を受ける入居者の方はどう感じるのだろう、関りが希薄に感じるのか、逆に気を使わなくて良いと思ってくれるのか、等不安な部分もあります。
しかし、今のまま同じやり方をしていては、人手不足は解消されません。なので、新しいことにチャレンジしていきたいと思います。ただし、倫理観、パーソンセンタードケア(その人を中心としたケア)の理念を大切に。
そうすると、次の課題は、導入費用…、悩みが尽きません。
※イラストはイメージです(引用:「介護分野のICT化、業務効率化の推進について」
厚生労働省 未来投資会議構造改革徹底推進会合(健康・医療・介護),2019,p13))
特別養護老人ホーム かんなびのさと
かつらぎの冬日和
令和4年2月7日
今年度も残りわずかになりました。昨年度に続き新型コロナ対策に追われる日々でしたが、その中での日常の取り組みなどをご紹介します。
11月はサンクスボードを設置しました。職員同士「ありがとう」の気持ちを伝えあい、よりコミュニケーションがとれる職場を目指して、感謝の気持ちを文字にしてホワイトボードに掲示する取り組みです。たくさんの「ありがとう」が届きました。かつらぎまつりではお天気に恵まれ、利用者様は中庭でダンスや歌を披露し、職員はユニット対抗の重ね着対決でバトルを繰り広げました。
12月は1年の中でも行事が多い季節です。キャロリング、クリスマス会、門松づくりなど利用者の皆様は楽しく参加されていました。各ユニットのクリスマス会では音楽などの催しの後、ご馳走を食べて盛り上がりました。
1月は年末に手作りした立派な門松がかつらぎの玄関を華やかにに彩り、無事にお正月を迎えることができました。
かつらぎでは、さまざまな取り組みを通して、利用者様も働く職員も「やりたいことに挑戦できる」ように、それぞれが持てる力を発揮できる環境でありたいと願います。
かつらぎ