ホーム > 丘の上から

丘のうえから

おんど短期入所 明るく 楽しく 優しく 奮闘中!!

令和4年5月9日

 

 

 地域生活総合支援センターおんどには生活介護、就労継続支援B型、共同生活援助そして今回紹介する短期入所と4つの事業があります。

 短期入所ではご家族が一時的に介護をできなくなった時に、家族に代わって食事・入浴・排泄等の日常生活に関する支援を行っています。

 おんど日中事業に通所されている方だけでなく、外部の方のご利用もあり、重要な役割として緊急ケースの受け入れも行っております。昨今の新型コロナウィルス感染症対策のため、一時的に外部の方の受け入れを中止しておりましたが、現在は徐々に再開しております。

 受け入れの中止を各ご家庭へ連絡した際に「困るわ。」「これからどうしよう…」といった声が多く聞こえました。それだけニーズがあり、家族のレスパイト確保のため定期利用され、ご家族の生活リズムに組み込まれていること、独り暮らしやGH入居に向けた練習先として、頼りにしていただいているということを実感しました。また、地域の他法人施設や相談支援事業所から新規利用希望の連絡をいただくこともあり、地域の事業所同士の繋がりの大切さを身を以て知りました。

 ただ、おんど短期入所の現状として、ご利用日が偏っている課題があります。水曜日、木曜日は満床の日も多いのですが、その他の日の空き状況を克服すべく、新規利用者の獲得に向け、体験利用を今年度は既に数件受け入れています。利用者の男女比率に反して男性支援員の手が足りないという課題も抱えておりますが、こちらは生活介護や就労継続支援B型の支援員からの応援体制が確立しつつあり、解消に向かっています。男性利用者と女性利用者が適度な距離感で接し、地域の人たちと交流する場所として貴重な社会資源であると考えています。

 今後も課題の解決のためにできることを模索し、短期入所だけでなくおんどの事業全体で力を合わせて安定した運営ができるよう努めます。

  

 

 

地域生活総合支援センターおんど


「初心忘るべからず」

令和4年4月18日

 

 

 令和4年4月1日、当事業団に40人の新たな仲間が加わりました。

福祉業界の人材確保難が続く昨今にも関わらず嬉しい限りです。

 

 入職から2週間ほどが過ぎ、

はじめて会う同僚、はじめての仕事、はじめての職場、はじめての一人暮らし・・・

特に新卒の方は、はじめて尽くしの毎日に悪戦苦闘(?)していることでしょう。

「利用者が喜んでくれる支援をしたい」

「早く戦力になって職場に貢献したい」

「多くの経験を積んで福祉専門職として自信をもって仕事がしたい」

「~したい」は一人ひとり違うのでしょうが、入職したときの思いを大切にしながら進んで行って欲しいと思います。

 

 ~初心忘るべからず~

一般的に、「物事に慣れると慢心してしまいがちだが、最初のころの志を忘れてはいけない」という意味で使われる言葉ですが、もともと世阿弥の『花鏡』の中で使われたこの言葉は、もっと深く繊細で「初めてのことに取り組む際の新鮮な気持ち、初々しい気持ち以上に、自分の未熟さを忘れるな、つたなかったときのことを忘れてはならない」という意味だそうです。つまり、「初心は一生続くのだ」そうです。

 

 さて、私が入職した頃の「~したい」を恥ずかしながら申し上げますと、「社会的に弱い立場にある人たちの尊厳が守られる社会は、どんな人にとっても生きやすい社会のはず。そんな社会をつくっていきたい」でした。

長く勤めると慢心し、新職だった頃の志や未熟さを忘れがちになります。

 

 新たな仲間の初心に触れ、心新たに初心を忘れず仲間とともに歩んでいきたいと思います。

 

 

法人事務局 事務局長


地域社会とともに

令和4年3月21日

 

 

 2021年11月17日、支援センターおんどがある松原市にセブンパーク天美がグランドオープンしました。

 こういった新しいお店や施設ができると、利用してみたくなるのが人の性。利用者の方が安心して利用できるのか考えてしまうのが支援員の性。というわけで、利用者の方との外出先として活用できるか、コロナが落ち着いたタイミングでリサーチへ行ってきました。

 駐車場はエリアによってカラーリングがされており、自分の車をどこにとめたのかわかりやすく作られていました。店舗内でも同じようにエレベーターやエスカレーターもカラーリングされており、帰りは自分の車までスムーズにたどり着けます。また館内の案内にもカラーリングがされており、目的のカラーリングエリアまでの道筋がわかりやすくなっていました。

 このようにわかりやすくすることを私たちの仕事では「構造化」と言い、知的な障がいや自閉スペクトラム症といった障がいのある方への情報の整理や理解をサポートできます。

 2021年5月、障がい者の方への合理的配慮の提供を民間の事業者にも義務付ける、障がい者差別解消法の改正法が成立し、セブンパーク天美のような施設が今後も増えていくと思います。小さな配慮の積み重ねを社会全体に広げていき、障がいのある人もない人も互いにその人らしさを認め合いながらともに歩む社会にしていきたいですね。私たちも地域に根差した事業所となり、その一役を担っていきたいと思います。

 

 

地域生活総合支援センターおんど