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丘のうえから

「こども発達支援センターSunにおける超早期介入プログラム(ESDM)を参考にした支援」

令和5年11月6日

 

 

 こども発達支援センターSun(さん)は、発達障がいの診断を受けたお子さんや発達のサポートが必要なお子さんとそのご家族を対象として、特性に合わせた療育とご家族への支援を行うとともに地域で安心して生活できるために幼稚園や保育所等の関係者への研修、啓発を行っています。

 近年、乳幼児検診などで、発達が気になるお子さんが早期に発見されるようになり、療育に来られるお子さんも2、3歳の幼児が増えてきました。そこでSunは「超早期介入プログラム(ESDM)※」を参考にした支援を2018年よりとりいれています。

ESDMは、人よりも物への興味が強い自閉スペクトラム症のお子さんに近年の脳科学に基づいて開発された指導法です。2歳前に療育を開始したお子さんの知力や発達の急速な伸びや自閉症上の特徴の軽減も報告されています。

 療育では、担当のスタッフとお子さんが1対1で関りを学んでいます。毎回、運動遊び、リズム遊び、絵本などスタッフがお子さんの(視線の)スポットライトの中に入れるよう工夫し、またその様子をご家族の方に見ていただきながら目的や方法をお伝えしています。

 ご家族がアプローチの方法を学び、毎日の生活の中でお子さんへの関りにとりいれていただくことで、人への興味が広がったお子さんには目覚ましい成長が見られます。そして、私たちは小さな成長を見逃すことなくご家族と喜びを日々共有しています。

 年齢の低いお子さんは、今から学ぶことがたくさんあります。学ぶための興味関心や人との関係を築いていく中で、模倣やコミュニケーションの基礎を学び、社会的発達と遊びの領域で発達を促進することが超早期療育の目的です。

 

※ESDM:Early Start Denver Modelの略

  

 

 

こども発達支援課


ある秋の一日

令和5年10月23日

 

 

 今年も残暑厳しく、ようやく過ごしやすくなってきましたが、年々秋が短くなってきているように感じます。この記事を書いている10月15日は、昨日の雨もあがり、カラッとした秋晴れとなりました。遠くでだんじりの太鼓の音も聞こえています。かんなびのさとの玄関先では、日なたぼっこや、お散歩を楽しまれている姿がみられました。

 さて、秋といえば、秋祭り、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋…等々いろいろと思い浮かびますが、かんなびのさとでは、10月20日に開催予定のかんなびピックの準備に余念がありません。特養で運動会?大丈夫?と初めて開催するときは、多少なりとも不安を感じましたが、余暇支援係を中心にプログラムに趣向を凝らし、安全で皆が楽しめるよう改良を重ね、気づけば今年で4年目の開催を迎えようとしています。もうすでに定着した行事となり、入居者の皆様も「今年は玉入れある?」「運動会もうすぐやな」と心待ちにされている声をあちこちで耳にします。今年は、〈玉入れの玉 手作りプロジェクト〉として、準備段階から入居者の方に参加いただき、各ユニット100玉作成していただきました。この記事が掲載される頃には、盛大に開催され、入居者の皆様も大いに楽しんでいただけたであろうことを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別養護老人ホーム かんなびのさと


『つながる』

令和5年10月9日

 

 

 突然ですが、質問です。

「あなたに友人はいますか?」

この質問には、多数の方が、何人かの友人の顔が浮かんできたかと思います。

では、「社会人になってから新しい友人はできましたか?」

どうでしょうか。

 このやり取りはセンター長との何気ない会話の一コマだったのですが、思い返すと、学生までは意識せずともいつの間にか友人が増えていましたが、社会人になってからは友人といえる関係を作ることは簡単ではないように思えました。

 さて、きたおおさか福祉センターでは、若手職員向けのBBQや、他事業所の同事業のサビ管に向けての事業紹介など、センター内での職員交流の場を計画しています。

 その他にも、看護師連絡会や事務職員連絡会を実施し、同じ業務を行う職員同士の交流や情報共有を行っております。

 また、センター担当として参画しております人材マネジメント委員会の一つである人材定着ワーキングでは、職員の皆様がイキイキと働ける環境づくりを目指し様々なアイデアを出し合い、法人内資源を利用したサークル活動など事業所や年齢を超えた活発な交流機会の実現に向けて取り組んでいます。

 まずは「顔見知り」に、そして「知人」になり、公私ともに交流を深め、社会人になってからの「友人」を法人内で作ってみるのもいいのではないでしょうか。

 人間関係の希薄性によるコミュニケーション不足が問題視されている現在で、所属の事業所だけでなく、センター内、法人全体に職員同士の交流がより一層広がることで、情報やスキル、業務上の悩みの共有などが活発になり、風通しのよい活気ある法人になるのではないかと考えています。

 暗い地下鉄での通勤中、そんな明るい法人の未来を想像している今日この頃です。

 

 

きたおおさか福祉センター