ホーム > 丘の上から

丘のうえから

今以上 ~To Be a Better Corporation~

令和5年4月24日

 

 

 令和5年3月、民営化後初の中長期計画を策定しました。

 この中長期計画は、五十数年の法人の歴史のうち、四十年余りを大阪府の指定出資法人として府の施策実現のために歩んできた当事業団にとって、とても意義深いものです。

 

 「大阪府が引いた道路にそって、いかにうまく運転するか」から、「自分で行先を決めて道路を引き、目的地を目指して運転する」へ。うまく目的地にたどり着けなければ自分の責任である。そんなチャレンジのスタートです。

 

 スローガンとして、「今以上(よりよい法人になるために)」を掲げ、英語で「To Be a Better Corporation」と表しました。

“よい”の価値観は普遍的なものではなく、時代、国、文化、背景などによって移り変わります。ただし、誰にとって“よい”なのかは揺らいではいけません。

 松下幸之助氏の言葉になぞらえて言うならば、「世のため、人のため」に“よい”こと、ひいては「職員のため」に“よい”ことをやったら、必ず「よい法人」が成就する。

 そんな“よい”循環を繰り返して「よりよい法人」になり続けたいと思います。

 

 

法人事務局 事務局長


「ようやっと!立ち上げが叶いました!!」

令和5年3月20日

 

 

 令和2年度、こども発達支援センター等体制等検討プロジェクトチームが単年で設置され、その検討課題のひとつとして、こんごう福祉センター内に放課後等デイサービスが必要ではないか。という案件があがりました。

 当初は、新型コロナウイルス感染症の影響が強く、全国には緊急事態宣言が発出されていました。今思えば、懐かしくも感じます。

 令和3年4月に開所を目指していた放課後等デイサービスですが、諸般の事情等が重なり、紆余曲折を経てこの4月、「ようやっと!」開所を目前としています。

 名称は、こども発達支援課の職員から公募を行い、熟思の結果、「放課後等デイサービス星(ほし)」としました。

 星というのは、夜空に点々と光っている小さな天体を指す言葉として使用されています。星という言葉の語源には、いくつかあるそうで、「ほそひ(細火)」や「ほし(火気)」、または「ほしろ(火白、日白)」や「ほいし(火石)」といったように、「火」というものに由来していることが伝わってくるかと思います。これは、星が光る様子を「炎が明るく燃える様子」に例えたからではないかと言われています。

 「流れ星が光っている間に願いごとを3回唱えると、その願いが叶う」と言われています。

 「放課後等デイサービス星」を利用してもらうことで、皆様の「願い、想い、望み」ができるだけ多く叶うことを、「明るく、燃えるように元気な」スタッフ一同、心から目指したいと思っています。

 

 

 

こども発達支援課


「しいのき寮」から「さわやか」へ ~これからも「つながり」を大切に~

令和5年3月6日

 

 

 この4月より、しいのき寮、すぎのき寮は、新施設さわやかに建替えられます。新施設移行を目前にして、最近とみに「つながり」の大切さを感じるようになりました。

 施設に入所する子どもたちの多くは、親や周りの大人とのつながりを上手く持つことができず、大きな不安を抱えたまま施設での生活を始めます。そして施設での生活の中で、施設の職員、他の子どもたち、支援学校の先生、クラスの友達、子ども家庭センターのケースワーカーや心理士等々多くの人々との関わりの中で過ごしていきます。その関わりの中で一つ一つ人とのつながりを増やしていくことによって、子どもたちは安心を得ることができ、将来に向かって歩んでいくことができるのだろうと思います。親とのつながりの再構築、あるいは成人施設やグループホーム等地域移行の際にも新たな支援者とのつながりを作って送り出してあげたいとも思います。

 つながりの大切さは職員も同様で、家族や職場の仲間とのつながりがあってこそ、職員もまた心にゆとりを持って、日々子どもたちの支援に力を注ぐことができるのでしょう。

 新しい施設もまた、子ども家庭センターや支援学校、福祉事務所等の関係機関や地域の人々とのつながりの中でこそ施設に託された役割を果たすことができるのだと考えます。

 これからも「つながり」を大切に、子どもたちを支援していきたいと思います。「さわやか」になりましても、引き続きよろしくお願いします。

 

 

 

しいのき寮